月刊 眼鏡の知識箱 連載企画Vol.07。月刊 眼鏡の知識箱。レンズ付きメガネ一式価格の眼鏡市場(めがねいちば)

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月刊 眼鏡の知識箱 連載企画

連載7 スポーツ設計のメガネフレーム『アイアスリート』

株式会社メガネトップ / 商品開発部 マネージャー 吉田 暁

眼鏡に関する豆知識を眼鏡のプロの視点からお届けする
「月刊 眼鏡の知識箱」。連載企画 Vol.07は、
「スポーツ設計のメガネフレーム『アイアスリート』」についてです。

[ 今回のアドバイザー]
株式会社メガネトップ / 商品開発部 マネージャー 吉田 暁

連載7 スポーツ設計のメガネフレーム『アイアスリート』

  • オリジナルアイウェア『アイアスリート』の開発
  • 機能だけではないファッション性へのこだわり
  • 格段の装用感を可能にした技術とこだわり
  • スポーツシーンに合わせたレンズの選択

オリジナルアイウェア『アイアスリート』の開発

昨今の健康志向の高まりもあり、ウォーキングやランニング、ゴルフなど “スポーツ”を楽しまれる方が増えてきています。

このたび新たに6モデルが発売となった『アイアスリート』は、そんなスポーツユーザーが求める最適なフィット感・高機能、そしてファッション性を追求したブランドです。

「スポーツ用眼鏡」は以前から販売されていましたが、サングラスタイプが多く、「ずれにくい」「軽い」「丈夫」といった、ごく一般的な機能に留まり、価格は約3万~5万円と高価なものが主流でした。

そこで当社では、独自性のあるアイウェアの開発を目的とした「新メガネ開発プロジェクト」を立ち上げ、機能やデザイン、価格といったあらゆる面で、スポーツユーザーの要望に沿う眼鏡の開発に着手しました。

オリジナルアイウェア『アイアスリート』の開発

機能だけではないファッション性へのこだわり

今回の開発でまず着目したのが、スポーツで使用する眼鏡としての「ファッション性」です。

ここ数年、ファッション性の高いスポーツ用ウエアやシューズが増え、見た目にもスタイルを追求される方が増えています。一方で眼鏡においては、スポーツをする際にも従来のビジネス用眼鏡を着用したままの方が多く見受けられます。それは視力矯正の道具としての眼鏡に、気軽にファッション性を求めることが難しかったことも要因として挙げられます。

しかしそれは私どもからすると、仕事でスーツのときに履いている革靴を、休日のジーンズ姿に合わせるようなもので、眼鏡についてもそれぞれの利用シーンや用途に合わせるべきだと思っています。

そこで『アイアスリート』では、機能だけではないファッション性へのこだわりを開発当初からのコンセプトにしています。カラーリングでは、スポーツウエアやシューズとのトータルコーディネートを意識した2色コンビの多彩なカラーバリエーションをご用意しています。

ネオポリマーライン IA409

格段の装用感を可能にした技術とこだわり

今回、最も苦労したのは、眼鏡業界で「モダン」とよばれる耳に掛ける部分の開発です。スポーツをしていて激しく顔が動いたときに、どれだけ支えが強いかというのは、このモダン次第といえます。

(1) 凹凸形状
「ネオポリマーライン」(IA407~IA409)と「チタニウムライン」(IA404~IA406)の開発で採用したのは、スポーツシューズのソール部分を模した凹凸形状のデザインパターンです。素材自体は各ラインで異なりますが、この凹凸形状によって肌を捉えるグリップ性能が格段に増し、汗を自然に流してくれます。

(2) ゴムの配合率
実際にモダンを触っていただくとお分かりいただけますが、実は肌に接する内側(凹凸形状側)の部分を柔らかくし、反対に外側部分は硬くしているんです。つまり、内外のゴム素材の配合率を意図的に変えています。違和感のないかけ心地と、密着感のアップを追求した結果、今回の配合率にたどり着きました。

(3) 二重成形(ダブルインジェクション成形)
最終的にモダンとして仕上げるのがこの二重成形です。『アイアスリート』のデザインで採用した2色の異なるゴム材料をひとつの金型で成形するのですが、問題は前述した凹凸形状(1)とゴムの配合率(2)についても、同じ金型の中で同時に調整を行うところにあります。2色の材料を金型に流し込むタイミングやスピードを計りつつ、成形する際には、凹凸形状とゴムの配合率を考慮した温度・圧力の微細な調整が必要になります。この技術は非常に難易度が高く、商品化までに何度も試行錯誤を繰り返しました。

スポーツシューズのソールパターンをヒントに開発

当社は眼鏡フレームの産地である福井県鯖江市に自社工場があります。今回の開発は卓越した技術に加え、現地の協力メーカーさんや技術者との長年にわたる信頼関係、そして妥協しないモノづくりの気持ちがそれを可能にしました。

スポーツシーンに合わせたレンズの選択

アイアスリート』は今回の新ラインを含め、全9モデル、30バリエーションをご用意しています。それぞれ、軽さや装着感、耐熱性や耐衝撃性といった非常に優れたスポーツ性能を実現したメガネフレームですが、それだけでなく、“レンズをプラスする”ということが特定のスポーツシーンに合わせる一番大切な部分だと考えています。

例えばゴルフをされる方には、ゴルフのボールや芝目がよく見えるようなレンズ。フィッシングをされる方には、水面がきれいに見えるようなタイプのレンズ。ランニングをされる方には、軽くて装用感が優れた薄いレンズをご提案差し上げるように、フレームとレンズを組み合わせて初めてスポーツシーンに合った眼鏡になるわけです。

アイアスリート』をきっかけに、眼鏡を着用されている方が、シーンを分けるためのもう一本、いわば“セカンド眼鏡”を選択する習慣が生まれるとうれしいですね。

株式会社メガネトップ / 商品開発部 マネージャー 吉田 暁

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