フレームについて
フレームの種類ついて
フレームの形状
- スクエア
- スクエアタイプは文字通り長方形をしているのが特徴です。他のフレームに比べ四隅が角張っているため、きりっとした知的でクールな印象を与えられます。ビジネスにもおすすめのフレームです。

- ウェリントン
- ウェリントンはスクエアと同様に四角い形をしたフレームです。逆台形をしており上部の方が、幅が広くなっています。また、角はやや丸みがあるためスクエアよりもやわらかい印象を与えられるのも特徴です。比較的どんな方にも似合いやすいオーソドックスな形で、知的な印象を与えつつも、親しみやすい雰囲気にしたい方におすすめのフレームです。

- オーバル
- オーバルは楕円形(たまご型)をしたフレームです。天地幅が狭く知的な印象になりますが、角がないためやわらかく親しみやすい雰囲気を強調できます。比較的どんな世代でも似合いやすく、落ち着いた印象を与えてくれます。

- ボストン
- ボストンは逆三角形を丸くしたようなフレームです。丸みを帯びているので、四角顔や丸顔、面長などあらゆる顔型に似合います。トレンド感のあるデザインやおしゃれなデザインも多く、レトロな雰囲気をかもしだせるのも魅力です。

- ラウンド
- ラウンドはいわゆる丸メガネです。フレームは正円に近い形をしているため、やわらかく親しみやすい印象を与えられます。個性的でありつつ、レトロでクラシカルな雰囲気を演出できるフレームです。

- オーバブロール
- ブローはリムの上部が強調されることで、眉毛(=ブロー)のように見えるフレームです。ブロータイプのフレームは個性的なおしゃれができるのが魅力で、若い方からも人気があります。

リムの種類
メガネのレンズを囲うリム部分は、フレームの種類に次いで顔の印象を大きく変化させてくれます。似たようなフレームでも、リムのデザインで印象が大きく変わります。
- フルリム
- フルリムはレンズの周囲を全て囲むオーソドックスなタイプです。レンズがすべて枠で支えられているので耐久性や安定性に優れています。どんな方でもかけやすく、使いやすいフレームです。

- ハーフリム・アンダーリム
- レンズの上半分を囲むタイプをハーフリム、下半分を囲むタイプをアンダーリムと呼びます。フレームで囲っていない反対側は糸を使用して支えています。糸がナイロンでできていることから、ハームリムのことを「ナイロール」、アンダーリムのことを「逆ナイロール」と呼ぶこともあります。レンズの半分しかフレームがないので、すっきりしておしゃれに見えるのが特徴です。

- ツーポイント(フチなし)
- ツーポイントは、レンズを囲むフチのないタイプで、リムレスとも呼ばれます。レンズの左右端2点に直接穴を空け、レンズを支えることから「ツーポイント」という名前がつきました。しっかりフレームで支えるフルリムに比べると耐久性は低くなってしまいますが、軽量でかけ心地が良いのが魅力です。メガネをかけたときに、素顔に近い状態でかけられるため、メガネが初めての方やメガネを目立たせたくない方におすすめです。

フレームの素材について
フレームの素材は、一般的にメタル系とプラスチック系に分類されますが、実際には素材の種類は多岐にわたり、それぞれにおいて特徴があります。眼鏡市場では、チタンからポリフェニルサルフォンに至るまで様々な素材を使用したフレームをお取扱いしています。ここでは、それぞれの素材が持つ特徴をご説明します。是非、フレーム選びの際にお役立てください。

金属を使用したフレームの事をメタル系フレームといいます。「チタン」が一般に流通するまでは、加工性が高い「洋白」が、多くのフレームの素材として使われていました。現在では、弾力性に富んだ素材など様々なメタル系の素材が使用されています。
チタン
メタル系の中で眼鏡市場では一番使われている素材です。特徴としては軽くて丈夫、さびにくい性質があります。
βチタン
約70%がチタンで出来たチタン合金です。テンプルの素材として使われることが多く、弾力性に優れている事から、かけ心地が良く、復元性が高い素材です。
洋白(ニッケル合金)
銅と亜鉛とニッケルから構成される合金です。加工性が高く、複雑な造形が可能です。その為、昔からメガネの素材として広く使用されてきました。
NT合金
ニッケルとチタンの半々の割合からなる合金で、常温下においての復元性に優れ形状記憶合金と呼ばれています。
ステンレス
鉄、クロム、ニッケルから構成される合金です。他の合金と比べ錆びにくい性質があります。眼鏡市場では板状のフロントに使用したり、弾力性を活かしてテンプルなどで用いたりと、幅広く使用しています。
アルミ
比重にしてチタンの約6割と非常に軽い性質を持ち、厚みのあるデザインでも軽量に仕上げることが可能です。

プラスチック素材のフレームは、昔は「セルロイド」が主流であったこともあり、今でも総称としてセルフレームと呼ばれています。メタル素材に比べて存在感があり、カラーバリエーションが豊富で個性的な商品が多いのが特徴です。
アセテート(アセチ)
セルロイドに比べると、透明感が高く、鮮やかな発色が特徴で、可燃性が低く柔らかい性質があります。天然由来のプラスチック素材であり、紫外線による劣化が起こりづらいことや、調整がしやすい点から、眼鏡市場のセル系フレームに多く使用されています。
セルロイド
衝撃に強く硬質な素材のため型崩れが起こりにくく、透明感のある仕上がりが特徴です。しかし素材の可燃性が高い為、日本でしか製造出来ません。その為、流通量が非常に少ない希少性の高いフレームとなっています。独特の光沢があり、質感にこだわった商品に使われることが多い素材です。長期間使用する事で独特の艶が出たり、白濁する事があり、そういった素材の経年劣化による風合いを楽しむ事が出来る為、根強い人気があります。
樹脂
軽くて弾力性があり耐久性に優れた様々な樹脂素材が、多くのフレームに使用されるようになりました。また、その特徴を活かし、スポーツ用フレームの素材としてよく使用されています。その種類は多岐にわたり「ポリフェニルサルフォン(レーデル)」 「ポリアミド(TR-90・トロガミド・リルサンクリア等)」「ポリエーテルイミド(ウルテム)」等があります。
- ポリフェニルサルフォン
- 高い耐衝撃性や曲げ強度に加え、耐熱性が高いことでメッキ塗装による彩色性にも優れています。
- ポリアミド
- 軽くて柔軟性があり、素材自体の透明度が高く着色がしやすい特徴があります。
- ポリエーテルイミド
- 粘りとバネ性があり折れにくく、ポリアミドより細く製造することが可能です。
※本サイトでは、アセテートとセルロイド以外のプラスチック素材をその特徴から総称して「樹脂」としています。
フレームサイズについて
メガネのサイズは見た目の印象を変えるだけでなく、かけ心地や見え方にも影響します。フレームを選ぶ際の目安となりますので、まずは今お使いになっているメガネのサイズを確認してみましょう。
今お使いのメガネのサイズを確認する
サイズ表示は、基本的にはフレームの左右どちらかのテンプルの内側に記載されています。例えば「50□17 - 135」であれば、レンズ幅:50mm/ブリッジ幅:17mm/テンプル長135mmという意味になります。
- ※フレームの種類によってはこの表示形式とは異なっている場合もございます。
フレーム幅の計算方法は「片方のレンズ横幅×2+ブリッジ幅=フレーム幅」です。「50□17 - 135」であれば、「50×2+17=117」となり、フレーム幅は117mmであることが分かります。
フレームサイズの目安
お使いになっているメガネのフレーム幅が分かりましたら、それを基準にフレームを選んでみましょう。
- ※フレームサイズの目安は、当社独自の基準となります。
