早めに耳鼻科を受診して、原因と対策を明らかにしましょう。

一般的に多く見られる、加齢が原因による難聴の場合、徐々に聴力が低下していきます。そして、何かのきっかけで「話し声が聞き取りにくくなったかな?」などといった具合に自覚するようになります。そして、自分の聴力の衰えを感じても、「歳を取ったから仕方がない」と納得してしまい、病院へ行かない方がほとんどです。

もしも、ご自身の聴力に衰えや不自由さを感じていらっしゃるのであれば、できるだけ早く耳鼻科を受診し、難聴の進行の度合いをチェックしたり、補聴器の装用を検討すなるなどしてみましょう。「歳を取ったから仕方がない」「日常生活に支障がないから大丈夫」などといって先延ばしにしてしまうと、聴力のさらなる低下やそれに伴う体調不良などが起こることも考えられます。また、「片方はきちんと聞こえるから」とそのまま放置しておくと、両方の聴力が落ちてしまうこともあります。早めに補聴器を装用することで、これまで以上に日常生活が快適になるはずです。

ここまでは高齢の方が対象となる内容でしたが、年齢に関係なく「聞こえにくい」と感じたら、できるだけ早く耳鼻科を受診することが大切です。耳という器官は非常にデリケートで、ストレスなどから不調になることもあります。また、何らかの原因で耳の病気が発生した場合、診察を遅らせてしまうことで病気が進行してしまい、長期にわたる治療を続けることになったり、難聴になってしまったりする可能性もあります。いずれにしても、早めに耳鼻科を受診することで、不調の原因とその対策が明らかになります。補聴器が必要な場合は、どのような補聴器が適しているかなども分かりますので、耳鼻科の受診は欠かせないのです。

補聴器と「聞こえ」について

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