若年層にも広がる現代病”スマホ老眼”。その実態と対策は?
目のプロからのアドバイス アイリスター麻布クリニック院長 西之原 美樹先生
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- 身体への症状
- 目の痛み・視力低下・肩こり・首や肩、背中の痛み手指のしびれetc
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- 精神への症状
- イライラ・不安感・不眠症・無気力・食欲不振、疲労感抑うつ症状etc
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- 疲れ目を防ぐためには、きちんと睡眠をとることが一番重要。目の上や首の後ろを温めたり、肩甲骨と肩関節を回したり、血行を良くすることも効果的です。
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- 「スマホの使用時間を減らしたいものの、仕事でどうしても…」と、長時間の使用を要される方は、時間を区切って休みながら使用すると良いでしょう。
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- 近くを見るときは度数の軽い老眼鏡を使用する等、目の調節力の負担を減らすのが良いでしょう。近くもラクに見れて自然と調節力の負担を軽減できるメガネなどが便利かもしれません。
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- 疲れ目の状態でメガネを作ってしまうと健常時の目の視力と差が出るので、過矯正になりやすくなります。仕事終わりなどにメガネを作ることは、オススメしません。
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- スマホを見る距離では、必ず目に入ってしまうブルーライトの刺激。スマホ利用率が増加している昨今、高度近視による様々な影響が増えているのを考えると、ブルーライトカット眼鏡の着用がオススメです。
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- スマホを凝視することで、眉間に縦シワが出来てしまうことも。また、スマホ利用時は瞬きが1/3に減ると言われ、充血した目になりがちです。スマホ老眼を放っておくと、表情にも影響が出るので注意が必要です。
西之原先生プロフィール
東京大学附属病院で研修後、東京逓信病院に勤務。
2004年アイリスター麻布クリニックを開業。
1万人以上の高校野球球児や野球選手、サッカー選手などアスリートの視力機能の向上に携わっている。
目から身体全体の健康に関するアドバイスも行う。
日本眼科学会 / 日本レーザー治療学会
日本麻酔科学会 麻酔科標榜医 / 日本美容外科学会
日本ペインクリニック学会 / 日本抗加齢医学会員 / 産業医 等