​集英社がお届けするリレー連載

本当に今のメガネで満足ですか?
試着フェス® in 眼鏡市場

前編

気に入ったメガネがあると、そこからなかなか離れられない男性が多い。“顔に馴染んでいるから”、“他に似合うフレームが分からないから”と、自分に似合うものはコレだと決めつけてしまいがち。だが、もっと似合うメガネがあるのではないかと問いかけて欲しい! そこで、職業もファッションスタイルも違う6人のメガネフリークを緊急招集。眼鏡市場がおすすめする数あるメガネの中から、新しい自分に出会える3本をじっくりと選んでもらいました。

忽那洋平さん(会社員)
大学生の頃に視力の低下を感じ始め、現在メガネ歴は16年。かけ始めた当初はダークブラウンのスクエアタイプのものを使用していたが、近年はラウンドタイプを愛用中。いろいろ試しているうちに、丸顔なので丸いフレームが似合うというところに落ち着いているが、新しいものも取り入れたい気分だそう。トータル10本所有しており、仕事用と休日(遊び)用のオンオフで使い分けている。

「こうやってメガネをゆっくり見る機会はなかなかないので嬉しいです」と、じっくりとメガネを選ぶ忽那さん。「似合いますよって言われたら、すぐに買っちゃいますね(笑)」。気に入ったフレームを見つけたら購入する気持ちはあるが、最後の一押しが欲しいと語る。

THE BEDFORD HOTEL/BFH-05 CLBR
「クリアフレームのメガネはかけたことがないのでチャレンジです! つけた時に『似合う』のお声もいただいたし、思ったより似合ってるなって(笑)。こういうラウンドタイプのものはフレームが全て同じ素材のものが多いと思うんです。でも、これはテンプルがゴールドカラーのメタルなところに惹かれました。上品に見えるし、すごくバランスが良い。黒やネイビー中心のシンプルなコーディネートにもよく合いそうです」
THE BEDFORD HOTEL/BFH-08 BLUSS
「メガネもずっとかけていると顔の一部になってくるので、どうやってファッションと同調させるかを常に考えています。この一本は深い青の色味がすごくキレイで気に入りました! 今日のコーディネートみたいに薄い色に良く合いますね。オーセンティックなボストンタイプですが、メタルとセルのコンビネーションで素材を変えているところもいい。かけた時のフィット感も抜群だし見た目以上に軽いので、一日中着用していても耳が痛くならなそう!」
TAKEO KIKUCHI/TKO-304 BK
「今まで選択肢になかったブロウタイプ。過去に一度だけ挑戦したことがあったのですが、リムが太くて似合わず…。その点、これはリムもテンプルも細く、メガネ自体の主張が少なくて好印象。仕事やスーツスタイルなど、フォーマルなシーンでかけたいと思い選びました。カラーも黒なので、どんなコーディネートにも合いそうですよね。初めてお会いする方にもいい印象を与えられそうです!」

増井岳人さん(彫刻家)
かけて似合うメガネではなく、プロダクトとしてカッコいいメガネを購入するため、所有数はなんと50本以上。中でも好きなデザインは繊細さの感じられるもの。現在はラウンドタイプを愛用中で、次に気になっているメガネは本鼈甲のフレーム。

増井さんがメガネ選びで大切にしているのは軽いかけ心地。「僕はヴィンテージのメガネを購入することが多いんですけど、ここにあるものはどれもかけ心地がすごくいいですね。かけてないくらいストレスがなく軽い…これを機に何本か新調しようかと思います」。気になるメガネが見つかったようだ。

THE BEDFORD HOTEL/BFH-02 AG
「鼈甲風の色合いと形が気に入り、このオーセンティックなラウンドタイプを選びました。『ザ ベッドフォード ホテル』のメガネは、デザインによって、人となりがイメージできるようなネーミングがついているじゃないですか。この一本は“ライター。物書きという名の通り文化系な印象になりますよね。メガネってなんとなく真面目そうに見えるけど、これは特に“ちゃんと仕事ができる人”というイメージをつくるのに最適」
THE BEDFORD HOTEL/BFH-09 VTCL
「50本ほどメガネを持っていますが、実はクラシックなウェリントンタイプはないので挑戦。思った以上にかけやすく、セルの柔らかい感じに惹かれて選びました。フレームの少し黄味がかったクリアカラーも80年代っぽい雰囲気があっていい。クリアって本来は顔に馴染ませて目立たなくさせるためのものだと思うのですが、かけている人が少ないのですごく印象に残るんですよね。逆にそんなところに魅力を感じます」
THE BEDFORD HOTEL/BFH-04 CLGR
「バンカー(銀行員)のネーミングが付けられているメガネなだけあって、かけていたら信用できる大人に見られそう。四角でも丸でもない個性的なオクタゴンが、いい意味でちょっと神経質で真面目な感じに見せてくれる。リム下方から伸びる蝶足と一体化したメタルのノーズパッドもヴィンテージライクなデザインで好みです。今回選んだ3本はどれもかけやすそうですが、普段使いするならこれですね!」

渡邉秀嗣さん(バリスタ)
視力の低下により、メタルフレームのメガネをかけ始めたのが高校生の頃。その後はブロウタイプ、太い黒縁のセルフレームなど、ファッション用に様々なタイプを購入。現在はツーブリッジタイプとブロウタイプの2本を所有し、ファッションに合わせて選んでいる。

以前は帽子ありきでメガネをかけていた渡邉さんだが、「ヘアスタイルを変えて帽子をかぶらなくなったので、メガネも一新したいんです」と、この試着会で似合う一本を見つけるためにメガネを眺める目は真剣そのもの。最終的に決めた3本を見て「全体的にブラウンベースが多くなっちゃいましたね(笑)」と、コーディネートにマッチするメガネを無意識に選んでいた。

TAKEO KIKUCHI/TKO-304 DMBR
「ブロウタイプって老け顔になるイメージがあるんですけど、これはリムとテンプルがゴールドで線が細い。自分のイメージしていたのとは全然雰囲気が違いました(笑)。繊細だし、力の抜けた感じもいいですよね。この手のものってフレームが大きい印象があったんですけど、これはコンパクトで自分好み。オンにもオフにも使える一本だと思います!」
G Arrows/GA-103 DMBR
「これは一見するとセルフレームだけどテンプルはメタルになっているちょっと変わり種なウェリントン。カジュアルさと上品な雰囲気が出せる、まさにいいとこどりなコンビネーション! ウェリントンってリムの両端の部分(ヨロイ)にデザインがあしらわれているものが多いんですが、これは何もなくスッキリしているところがいい。しっかりとした印象のある一本なので、重いアウターやマフラーにも負けず、秋冬に出番が多そう!」
THE BEDFORD HOTEL/BFH-06 SMOBR
「セルのボストンタイプで、とてもベーシックな一本ですね。僕は個性の強いメガネしか持っていないので、逆にベーシックなものが新鮮に感じて挑戦してみました! 僕が着ているようなカジュアルなファッションにも合いますし、仕事のようなカチッとしたシーンにも合うと思います。これまでメガネ次第でコーディネートを変えたりしていましたが、これならどんなコーディネートにも合いそう。一本は持っておきたい万能型ですね! 柔らかいブラウンの色味も美しいし、肌馴染みもいい。メガネに悩む人にぜひ試してみてほしい一本です」

Photos:Kanta Matsubayashi
Composition&text:Mayu Yamamoto

制作/集英社

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