気に入ったメガネがあると、そこからなかなか離れられない男性が多い。“顔に馴染んでいるから”、“他に似合うフレームが分からないから”と、自分に似合うものはコレだと決めつけてしまいがち。だが、もっと似合うメガネがあるのではないかと問いかけて欲しい! そこで、職業もファッションスタイルも違う6人のメガネフリークを緊急招集。眼鏡市場がおすすめする数あるメガネの中から、新しい自分に出会える3本をじっくりと選んでもらいました。

忽那洋平さん(会社員)
大学生の頃に視力の低下を感じ始め、現在メガネ歴は16年。かけ始めた当初はダークブラウンのスクエアタイプのものを使用していたが、近年はラウンドタイプを愛用中。いろいろ試しているうちに、丸顔なので丸いフレームが似合うというところに落ち着いているが、新しいものも取り入れたい気分だそう。トータル10本所有しており、仕事用と休日(遊び)用のオンオフで使い分けている。

「こうやってメガネをゆっくり見る機会はなかなかないので嬉しいです」と、じっくりとメガネを選ぶ忽那さん。「似合いますよって言われたら、すぐに買っちゃいますね(笑)」。気に入ったフレームを見つけたら購入する気持ちはあるが、最後の一押しが欲しいと語る。

増井岳人さん(彫刻家)
かけて似合うメガネではなく、プロダクトとしてカッコいいメガネを購入するため、所有数はなんと50本以上。中でも好きなデザインは繊細さの感じられるもの。現在はラウンドタイプを愛用中で、次に気になっているメガネは本鼈甲のフレーム。

増井さんがメガネ選びで大切にしているのは軽いかけ心地。「僕はヴィンテージのメガネを購入することが多いんですけど、ここにあるものはどれもかけ心地がすごくいいですね。かけてないくらいストレスがなく軽い…これを機に何本か新調しようかと思います」。気になるメガネが見つかったようだ。

渡邉秀嗣さん(バリスタ)
視力の低下により、メタルフレームのメガネをかけ始めたのが高校生の頃。その後はブロウタイプ、太い黒縁のセルフレームなど、ファッション用に様々なタイプを購入。現在はツーブリッジタイプとブロウタイプの2本を所有し、ファッションに合わせて選んでいる。

以前は帽子ありきでメガネをかけていた渡邉さんだが、「ヘアスタイルを変えて帽子をかぶらなくなったので、メガネも一新したいんです」と、この試着会で似合う一本を見つけるためにメガネを眺める目は真剣そのもの。最終的に決めた3本を見て「全体的にブラウンベースが多くなっちゃいましたね(笑)」と、コーディネートにマッチするメガネを無意識に選んでいた。
Photos:Kanta Matsubayashi
Composition&text:Mayu Yamamoto
制作/集英社