着こなしをアップデートしてくれるさまざまなデザインのメガネが並ぶ眼鏡市場。本連載では、その中からいま押さえておきたい3ブランドをピックアップ。
毎回1本のメガネを軸に、メンズノンノモデルがテイストの違う3パターンのコーディネートを披露する。
第2回は、秋のスタイルを想定。人気スタイリスト深澤勇太さんによる、メガネとスタイリングの着こなし術をお届け!

トレンド感とクラシカルなムードを備え「かけた時に完成形」になるメガネを展開するA NU(アニュー)から、ほどよくニュアンスのきいたラウンドシェイプをチョイス。
「近付いたときに気がつくくらいさりげない逆ナイロール(枠が下部のみ)デザインが新鮮。柔らかく繊細な雰囲気をまといつつ、どんな人でも似合うサイズとフォルムになっていると思います」
ブラウン×ホワイトの秋めくマリンルックと好相性

フレームの上部だけを取りのぞいた個性派デザインのメガネに、クリーンかつ、リラックスムード漂うマリンルックを合わせて。
「ボーダートップスにスウェットパンツと、ラフなアイテム同士を組み合わせながらも、爽やかな白シャツを肩がけすることで知的で柔和な雰囲気のメガネとリンクさせました。足元には少々無骨でボリュームのあるデッキシューズを選ぶことで、今っぽいマリンルックに。ブラウンとホワイトをキーカラーに、ラフだけど絶妙に計算された着こなしをイメージしました」(スタイリスト深澤さん)
(クレジット)
シャツ¥25,300・カットソー¥15,400/ナナミカ 代官山 パンツ(ユニバーサルプロダクツ)¥30,800/1LDK バッグ(ジュライ・ナイン)¥7,590/メイデンカンパニー シューズ(ティンバーランド)¥23,100/VFジャパン そのほか/スタイリスト私物
カラーアイテムの組み合わせを知的にアップデート!

さまざまなカラーアイテムを取り入れながらも、秋らしく落ち着いた等身大のカジュアルスタイルに仕上がっているのは、知的で繊細なフレームのおかげ。
「グリーンのトップスにブラウンのパンツなど、多くのカラーアイテムを取り入れつつ、どれも落ち着きのあるトーンで揃えることでまとまりを持たせています。一方で、暗めのトーンにメガネまで重たいデザインを選ぶと野暮ったくなってしまうので、軽やかな逆ナイロールを合わせてバランス調整。機能素材のハットやポップなスニーカーを選ぶことで、細部に遊びをのぞかせました。ファッション性の高いメガネなら、スタンダードアイテムも旬度満点にアップデートしてくれます」(スタイリスト深澤さん)
(クレジット)
スウェット(モクティ)¥27,500/ユナイトナイン モックネックカットソー(グランク)¥27,500/にしのや パンツ(ユニバーサルプロダクツ)¥29,700/1LDK ハット¥12,100/ナナミカ 代官山 スニーカー(ヴァンズ ヴォルト)¥13,200/ブルーウッド by ハンドイントゥリー PR そのほか/スタイリスト私物
流行中のタイドアップスタイルをこなれたムードへ

この秋注目を集めているタイドアップスタイルともベストマッチ。逆ナイロールのメガネをかけるだけで、シャンブレーシャツとネクタイの意外性のある着こなしがグッとモダンに!
「トレンドの“タイドアップスタイル”をよりデイリーに挑戦しやすくアレンジしてみました。『メンズノンノ』の読者世代にも馴染みのあるボタンダウンのシャンブレーシャツにネクタイとローファーを合わせてプレッピーなムードも少し加えて。すっきり洗練されたデザインのメガネを合わせることで、大人っぽいムードをプラスしてくれています」(スタイリスト深澤さん)
(クレジット)
シャツ(インディヴィジュアライズシャツ)¥38,500・タイ(インデヴィジュアライズド アクセサリーズ)¥20,900/メイデンカンパニー パンツ(ユニバーサルプロダクツ)¥29,700/1LDK リング(ミラ)¥27,500/スタジオ ファブワーク シューズ¥19,580/ハルタ そのほか/スタイリスト私物
Photos:Hisashi Ogawa Hair & Make-up:Kosuke Abe[traffic] Stylist:Yuta Fukazawa Text:Wakako Matsukura 制作/集英社