​集英社がお届けするリレー連載

子どものメガネ選び これが正解!

Vol.3 子どものメガネづくり体験に密着

子どもの目の健康やメガネ選びについてお送りしてきた連載のラストは、眼鏡市場の店舗でメガネを作る実践編。すでにメガネを愛用中の小学生と中学生が、新たにお気に入りの一本に出合うまでをお届けします!

密着その1 KOくん 9歳

一昨年、学校の視力検査の結果を機にメガネデビュー。現在使用しているメガネは、初めてということもあって度数がやや弱めに設定されているため、教室の一番後ろの席だと黒板の文字が見えにくいのだそう。

子ども用のメガネコーナーで試着&フレーム選び

店舗の規模によって取り扱い数は多少異なりますが、眼鏡市場が展開する子ども用のメガネは、型数・色展開すべて含めるとおよそ100種類。スポーツなどアクティブな動きに対応するものや、着用ストレスを感じにくい軽量素材、大人顔負けのシックなデザインとバリエーションもさまざまで、選択肢の広さが魅力です。さっそくKOくんも、お母さん、スタッフとともに商品が並ぶコーナーへ。

まずは今使っているセルフレームのメガネに似た、縦に幅のあるデザインから試着をスタート。メガネをかけたときの理想のバランスは、レンズの真ん中、もしくは少し内側に黒目が位置していること。最初に選んだこのメタルフレームもいいバランスを保っていて、よく似合っています。

周りからは好評だったものの、KOくん自身はメタルフレームよりもかけ慣れているセルフレームが気になるようで、さらにいくつか試着を。お母さんやスタッフとコミュニケーションをとりながら候補を絞っていきます。
ここで大切なのが“本人が気に入ったデザインが一番”ということ。周りの意見だけで決めてしまうと、結局かけなくなってしまう、というケースが多いのだそう。

専用機器で視力を測定後、カウンセリングをしながらレンズの度数を選定

フレームが決まったら「オートレフケラトメーター」(写真上)という機械で近視、遠視、乱視の度数の目安を測定。続いて先ほどのデータを参考にしながら、機器を移動し裸眼視力や見える力を細かく確認していきます。その後普段の生活スタイル(メガネをどんな時にかけるか、スマホやタブレットの使用頻度など)のヒアリングをもとに、今のKOくんに最適なレンズの度数を決めていきます。KOくんが現在使用中のメガネのレンズは、右が0.4、左が0.5の視力が出るやや弱めに作られたもの。教室の黒板の文字や、習っているバイオリンの楽譜を読む際に見えづらさを感じているそうなので、今回は両目で0.8程度の視力になるように設定することに。

レンズの度数が決まったら、レンズのタイプを選びます。眼鏡市場では、鮮明度が高く割れにくい「薄型」、薄さと鮮明さのバランスがいい「超薄型」、そして度数が強くても厚くなりにくい「極薄型」の3タイプを用意。すべてに紫外線を99.9%カットするUV機能と防汚・撥水機能がついています。今回はKOくんのレンズの度数を踏まえて「薄型」のレンズを選びました。

完成! KOくんが選んだのは『FREE FiT mini』

最終的にKOくん自身が気に入ったのは『FREE FiT mini』のFFT-074miniというモデル。軽さとズレにくさ、かけ心地の良さで大人に人気のシリーズのジュニア用で、視野が広く感じるボストンシェイプになります。ブラウンも肌なじみが良い色合い。とってもよくお似合いです!

密着その2 KTさん 13歳

小学4年生でメガネデビューし、新調するのは今回で3回目。中学校で運動部に入ってからは、外では1DAYタイプのコンタクト、家でメガネという使い分け生活に。おしゃれが好きなので、デザインにもこだわりたいそう。

パーソナルカラー診断と顔タイプ診断で“似合うメガネ”の方向性をリサーチ

眼鏡市場の店舗で人気なのが、顔タイプ診断とパーソナルカラー診断のサービス。顔タイプ診断は全店舗、パーソナルカラー診断は資格を持つパーソナルカラーアナリストが在籍する店舗で受けることができます。KTさんは以前から興味があったようで、どちらも診断することに!

パーソナルカラー診断は、1色を4つのトーンに分けたカラードレープという診断用の布を、首元に5色分(全部で20種類)当てていき、似合う色の傾向を知る診断。タイプは四季になぞらえた4つ(スプリング、サマー、オータム、ウインター)で、KTさんはパープルやグレーといった寒色系が似合うサマータイプと判明。

続いては顔タイプ診断。専用のチェックシートを見ながら、顔の形、鼻の高さ、目の位置など自分に近いものを選んでいきます。キュート、フレッシュ、フェミニン、クールの4タイプの中で、KTさんは縦長で丸みを帯びたフレームが似合うキュートタイプと、縦長で四角いフレームが似合うフレッシュタイプに該当していることがわかりました。ちなみに、パーソナルカラー診断と顔タイプ診断にかかる時間は、全部でおよそ15分〜20分ほど。時間に余裕を持っての来店がおすすめです。

大人用フレームが並ぶフロアで気になるデザインを試着開始!

中学1年生のKTさんは大人用のメガネが並ぶコーナーで選びます。ちょっと太めで丸みのあるフレームが好みということで、キュートタイプのフレームを中心に試着を。一緒に来店したお母さんに意見をもらいながら、じっくり選んでいきます。

フレームを選んだら、先ほどのKOくんと同様に視力測定を受け、レンズの度数を決めます。KTさんは現在使っているメガネがいい状態なので、同じ度数で作ることに。

完成!KTさんが選んだのは『THE BEDFORD HOTEL』

『THE BEDFORD HOTEL』のBFH-08は、ボストンシェイプのセルフレームに、メタルのブリッジを組み合わせたクラシカルなデザイン。全てが同じ素材のセルタイプよりも抜け感があり、目鼻立ちがくっきりと映え、大人っぽく見えるのが特長のモデルです。透明感のあるブラウンはパーソナルカラーがサマータイプのKTさんが得意な色でもあるので、初めてかけたとは思えないほどしっくりフィットしています。

こんな風に愛用してます!

KOくんは・・・
自らすすんでお手入れをするほどお気に入りに!

「大のお気に入りで毎日喜んでつけています。レンズの度数もちょうどいいそうで、教室のどこから見ても黒板がはっきり見えて快適に。また最近、より細かくなったバイオリンの譜面もしっかり見えて、練習しやすくなったそうです。一緒に購入した洗浄剤や曇り止めで手入れもすすんでするようになり、親としても息子が納得のいくメガネ選びができて嬉しく思っています。」(母)

KTさんは・・・
どんな洋服にも似合い、大人っぽく見えると大満足!

「ずっとやってみたかったパーソナルカラー診断や顔タイプ診断で似合うメガネが選べたことがすごく嬉しかったようです。ほんのり透け感のあるフレームと、メタル素材のブリッジのデザインも、大人っぽくてどんなコーディネイトにも似合うと大満足!ちょうどおしゃれに興味がある年頃なので、いい経験になりました!ありがとうございます。」(母)

撮影/坂本美穂子 取材・文/鈴木絵美 制作/集英社

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