
コンタクトレンズを誤った方法でケアしていたり、ケアをおろそかにしていると、時間とともに蓄積していく汚れが元で装用感に違和感を感じたり、雑菌が繁殖して感染症にかかることがあります。
大切なあなたの眼のために、適切なレンズケアを行ってください。
正しいケア方法
ソフトレンズのケア方法
こすり洗いタイプの場合
レンズに付着した「汚れを落とす」だけでなく、レンズの表面に付着した「雑菌を落とす」という効果もあります。
-
STEP 1
石鹸で手をよく洗い、レンズをはずす!
-
STEP 2
レンズを手のひらにのせ、液を数滴つけて表と裏を20~30回こすり洗いする!
-
STEP 3
液でレンズの両面の残留物をよくすすぐ!
-
STEP 4
レンズケースに液を入れレンズを浸し、決められた時間保存すると消毒完了!そのまま装用OK!
つけおきタイプの場合※商品により、ケア方法が異なります。
レンズ汚れが気になるけど、こすり洗いが面倒と思われる方におすすめです!以下の説明は「AOセプトクリアケア」のケア方法です。
-
STEP 1
石鹸で手をよく洗い、レンズをはずす!
-
STEP 2
専用のレンズホルダーにレンズをセットします。
-
STEP 3
消毒液をレンズカップの内側のラインまで入れフタを閉めます。
-
STEP 4
レンズカップを立てた状態で6時間以上放置します。
※レンズホルダーから取り出したレンズは、すすがずそのまま使用できます。
ハードレンズのケア方法
-
STEP 1
石鹸で手をよく洗い、レンズをはずす!
-
STEP 2
レンズケースに液を入れ、レンズを浸し、汚れ、細菌などの微生物を除去する。
-
STEP 3
決められた時間まで保存する!
-
STEP 4
ケースからレンズを取り出し、水道水ですすぎ装用OK!
コンタクトレンズケアの重要性
眼のまわりに潜む汚れ
-
眼の外からの汚れ
ホコリ 花粉 化粧品 カビ 細菌 -
眼の中からの汚れ
タンパク質 カルシウム 脂質 ムチン
正しいケアをしないと・・・さまざまなトラブルの原因に!
-
CASE 1
GPC(巨大乳頭性結膜炎)
コンタクトレンズの機械的刺激や変性した汚れによって惹起されます。レンズのズレやくもりを伴い、装用感が悪くなるといった症状が出ます。従来型ソフトコンタクトレンズで起こりやすく、ハードコンタクトレンズや使い捨てレンズでは起こりにくい、と言われています。
-
CASE 2
角膜びらん
角膜の酸素不足で浮腫が生じ、角膜が剥がれてただれた状態になり、痛みを伴います。
コンタクトレンズ障害で最も多い障害のひとつです。原因は様々なので、原因を見つけて適切な対応をしないと、再発を繰り返し重症化につながります。 -
CASE 3
角膜潰瘍
角膜潰瘍とは、感染その他の原因により、角膜の実質と呼ばれる組織にまで病気が及び、角膜の透明性が失われる病気です。角膜潰瘍は、治癒しても瘢痕(傷あと)が残り、視力障害を起こすことがあるので、早めに眼科医を受診することが大切です。