集英社がお届けするリレー連載

白シャツ、デニム、ジャケットの「男の3大ベーシック」とメガネのベストコンビ

Vol.3 ジャケット+メガネ

男のワードローブに欠かせない白シャツ、デニム、ジャケットの3大ベーシックアイテムのシンプルな着こなしの仕上げには、おしゃれなメガネが必要不可欠。かける一本次第でぐっと洗練されて見えるのだ。
『UOMO』はじめ、多くのブランドカタログや広告で活躍するスタイリスト西又潤一さんが服とメガネの最高のマッチングを提案する全三回の連載。最終回はレイヤードが一年でいちばん楽しい季節に合わせて、ジャケットとメガネによる秋のおしゃれの相乗効果を提案する。

[LOOK①]
フランネルジャケット+黒のスクエアメガネ

柔らかなフランネルには硬派なスクエアでメリハリを

「ふんわりと起毛感のあるフランネルに、硬めの印象のある黒のスクエアフレームという、逆のムードの掛け合わせでジャケットとメガネが互いに引き立て合うスタイルです。スクエアの知的な雰囲気が都会的に見せてくれるし、中太のフレームなら案外顔馴染みがいいので主張が強すぎず、誰でもかけやすいはず。今回はジャケットはノーカラーを選んで、襟もとに抜け感を出しています。全身を濃淡のあるモノトーンで統一すると、シックかつ奥行きのあるスタイリングに仕上がりますよ」(西又)。

メガネ Simple is(シンプルイズ) SMP-08 BK

[LOOK②]
コーデュロイジャケット+べっこう柄のウェリントンメガネ

かわいげのあるレトロシックな組み合わせを楽しむ

「ノスタルジックな印象のべっこう柄のウェリントンタイプは、同じくレトロなブラウンのコーデュロイジャケットと当然ですが相性抜群。丸みのあるメガネとほっこりした素材の組み合わせで、かわいげも十分です。映画『アニー・ホール』に登場するような紳士のスタイルをお手本に、ドレスシャツをタックインしてカジュアルなニットタイを合わせました。ただしこのウェリントンメガネはフレームがスリムなのも大事なポイント。レトロシックながら、コスプレ化を回避して現代的にアップデートしながら楽しみましょう」(西又)。

メガネ THE BEDFORD HOTEL(ザ ベッドフォード ホテル) BFH-13 DMBR

[LOOK③]
ツイードジャケット+ブローメガネ

ツイードとブロータイプでとことん大人の渋さを追求

「ツイードという多色の糸で織られたファブリックによく馴染むのは、メタルとセルのコンビ素材のメガネです。ともに異素材がミックスされたアイテムなので、着こなしの立体感がより強調されて、モノトーンながらも目を引くスタイルに仕上がります。またコンビ素材のメガネはメタルの知的さとセルのカジュアルさを併せ持っているのもいいんですよね。クラシックなブロータイプは初めてという方も多いと思いますが、独特の渋さは大人にこそ似合うはず。ジャケットの襟を立てたり、インナーにはシャツではなくタートルネックカットソーを入れて遊び心も忘れずに」(西又)。

メガネ TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ) TKO-304 DMGR

次はあなたなりの4つめのベーシック服とメガネのベストコンビを、ぜひ見つけてください!

Photos:Teppei Hoshida
Hair & Make-up:Narumi Tsukuba
Stylist:Junichi Nishimata
Models:Shun Endo Taketo Masui Yuki Takahashi
Text:Takako Nagai
制作/集英社

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