
偏光レンズは、まぶしさやギラつきをカットして視界をクリアにするレンズです。光を抑えるだけの一般的なサングラスのレンズとは異なり、機能的なメリットも多いですがデメリットもあります。そのため、特徴をよく理解して使うと良いでしょう。
本記事では、偏光レンズの特徴やメリット・デメリット、おすすめの偏光レンズサングラスを紹介します。偏光レンズを上手に活用して、まぶしさに煩わされずクリアな視界を手に入れましょう。
偏光レンズは、まぶしさやギラつきをカットして視界をクリアにするレンズです。光を抑えるだけの一般的なサングラスのレンズとは異なり、機能的なメリットも多いですがデメリットもあります。そのため、特徴をよく理解して使うと良いでしょう。
本記事では、偏光レンズの特徴やメリット・デメリット、おすすめの偏光レンズサングラスを紹介します。偏光レンズを上手に活用して、まぶしさに煩わされずクリアな視界を手に入れましょう。
偏光レンズには、通常のサングラスのレンズとは異なる特徴があります。偏光レンズの仕組みや特徴、メリットを紹介します。
偏光レンズは、反射光やギラつきを効果的にカットする特殊なレンズです。2枚のレンズの間に偏光フィルム(ブラインド)が入った3層で構成されています。この偏光フィルムが反射光をカットし、2枚のレンズが紫外線をカットする仕組みです(一部例外あり)。
通常のサングラスのレンズが光の量を減少させるのに対し、偏光レンズは光を選択的にカットします。そのため、コントラストが高いクリアな視界にしてくれます。特に運転やゴルフ、釣りなどで、まぶしさによる視界の悪化やギラつきを防ぐのに効果的です。
偏光レンズにはさまざまなカラーのレンズがあり、使用したいシーンや好みに合わせて選べます。
偏光レンズのメリットは、ギラつく反射光やまぶしい照り返しをカットし、視界がクリアに見えやすくなることです。強い太陽光の中でもコントラストが明確になり、見たいものの形を明確に捉えることができます。
偏光レンズは目に通す光の量を減らすだけでなく、特殊な偏光フィルムが目に負担のかかる反射光を除去し、目に優しい自然光だけを通す特性があります。一方、一般的なサングラスは、まぶしさを軽減するだけで、乱反射した光のノイズはカットできません。
偏光レンズは、運転中の道路や対向車のガラスからの乱反射によるギラつき、フロントガラスに映り込んだダッシュボート、ゴルフやスキー、釣りでのまぶしい光をカットしてくれます。まぶしさをカットできることで、目の負担が軽減され、目が疲れにくくなるのもメリットです。
目に負担のかかる反射光やギラつきをカットし、視界をクリアにしてくれる偏光レンズですが、デメリットがあることも知っておきましょう。いざというときに困らないよう、利用シーンごとに偏光レンズのデメリットを詳しく解説します。
偏光レンズのサングラスをかけていると、見る角度によっては液晶タイプの計器やカーナビの画面が見づらくなるというデメリットがあります。これは液晶画面に搭載されている偏光フィルターが、偏光レンズ内の偏光フィルムと干渉し合ってしまうために起こる現象です。
偏光サングラス越しだと、画面が真っ暗に見えてしまうことがあります。そのため、デジタル式のルームミラーや液晶メーターのような、デジタル仕様の計器を搭載した車は注意しましょう。
また、ガラス自体にに熱強化ガラスを使用している場合も注意が必要です。偏光サングラスを通して見るとひずみのような模様が浮かび、見通しが悪くなることがあります。
ゴルフで利用するカートには、カートナビが搭載されているケースがあります。偏光サングラスをかけていると、モニター画面が見えにくくなるおそれがあります。カートナビのモニター画面を見るたびにサングラスをかけ外すのは、面倒に感じられることもあるでしょう。
また、空やフェアウェイと同系色のグリーン系やブルー系レンズは、ボールが見えにくくなったり、見失いやすくなったりする可能性があります。さらに、暗すぎるカラーのレンズにも注意が必要です。視界全体が暗くなってしまい、プレーが難しくなる可能性があります。
偏光レンズに使用されている偏光フィルムは、水や熱に弱いという欠点があります。通常、偏光フィルムはレンズ2枚で挟まれていますが、高温が加わると構造にずれが生じるおそれがあります。
また、偏光フィルムはレンズの間に挟まれているため、水分が中まで染み込むことは滅多にないものの、長時間水分がついていたり、湿気や温度の高い場所で保管したりすると、偏光フィルムまで水分が浸透することがあります。水分が浸透するとレンズ間が歪み、変形してしまう可能性があるため注意しましょう。
偏光レンズのデメリットに対して、どのような対策を講じれば問題を解消できるのかを見ていきましょう。
運転中に使用する場合は、事前にモニターとの相性に問題がないかを確認しておきましょう。ドライブ中、デジタル式のルームミラーや液晶メーターの画面が真っ暗に見えてしまうと、画面に気を取られて前方への注意が散漫になりかねません。
車を発進させる前に偏光レンズサングラスをかけて乗車し、見え方に問題がないか確認しておくことが大切です。
なお、運転時に暗い色のレンズを使用すると、信号や道路標識の視認性が低下する可能性があります。そのため、運転に使用する場合はカラー濃度にも注意し、可視光線透過率をクリアしたものを選びましょう。
日本産業規格(JIS規格)の一部によると、運転時のサングラスの可視光線透過率について次のように定められています。
● 昼間に路上及び運転に使用する眼鏡レンズの視感透過率τVは,設計基準点において8%を超えていなければならない。● 視感透過率τVが75 %未満の眼鏡レンズは,薄暮又は夜間における路上及び運転に使用してはならない。
引用:JIS T 7333:2018 屈折補正用眼鏡レンズの透過率の仕様及び試験方法
偏光レンズのサングラスをかけているときに雨や雪に濡れた場合は、着用後に水分を拭き取りましょう。特にスキーやスノーボードで使用する際は、雪が溶けると水になるため、偏光レンズが濡れたままにならないよう注意する必要があります。滑り終わった後や派手に転んだ際には、しっかりと雪や水気を取るようにすると良いでしょう。
また、スキーやスノーボードのウェアやグローブなどを乾燥室や浴室乾燥機能などで乾かす際、サングラスを一緒に入れないようにします。高温が加わることでレンズの多層構造に歪みが生じ、レンズが変形する可能性があるため、注意してください。
サングラスは使用シーンによって、適したレンズカラーがあります。たとえばゴルフや釣りには、ブラウン系のカラーを選ぶと緑や青の色がハッキリと見えます。
運転時は、昼間と夜間で適したレンズカラー濃度が異なるため、時間帯によって使い分けるのがおすすめです。
また、スキーでは、コントラストが鮮明になるカラーが良いでしょう。レンズカラーの選び方は、次章で詳しく紹介します。
使用シーンごとに、適した偏光レンズのカラーとその特徴を紹介します。自分の使用したい目的に合ったカラーを選びましょう。
ゴルフや釣りでは、ブラウンやグレーの薄めのカラーが良いでしょう。
グリーンやブルーといった芝や空と同系色のカラーを避ける、視界が暗くなりすぎないカラー濃度を選ぶことが重要です。
ブラウン系のような赤みのあるレンズは、コントラストが鮮明になり、ものの輪郭をはっきりと捉えられます。また、水面の映り込みを抑えたり、日差しの強い場所での目の疲れを軽減してくれたりする効果が期待できます。
グレー系のレンズはすべての波長帯の光量を抑えて、裸眼に近い感覚でものを見られるのがメリットです。ただし、曇って暗くなったときは、見えにくくなってしまう点に注意しましょう。
ゴルフではどんな場面や天候でも、プレーに影響しないゴルフ用機能レンズもおすすめです。天候やホールの環境に左右されず、ボールや芝目を見やすくしてくれます。
運転時は、昼間と夜間で適したカラーが異なります。昼間は、グリーン・グレー・ブラウン系がおすすめです。
グリーン系のカラーは、自然な見え方を保ちつつ、道路の白線や信号の色などの視認性を高めてくれます。また、光の波長を平均化し、ソフトな見え方にする効果もあります。明るい日差しの下でもクリアな視界を保てるため、運転中の安全性を向上させる助けとなるでしょう。
グレー系のカラーは変色や歪みを感じにくいため、自然な見え方となり、長時間のドライブでも目が疲れにくい特徴があります。
ブラウン系のレンズは、まぶしさを抑えつつ、遠くの景色を鮮明に見せてくれるヘイズカット効果が期待できます。
夕方から夜間の運転では、薄めのイエロー系がおすすめです。薄めのイエローは青色の光をカットするため、夜間の対向車のヘッドライトのまぶしさを軽減してくれます。
スキーに適したカラーはブラウン系です。ブラウン系のカラーレンズをかけると、雪原の白と影の黒のカラーコントラストがハッキリするため、雪原の凹凸が分かりやすくなります。
まぶしさを抑えるブラウン系は、遠くの景色もクリアに見せるため、滑走中の視覚情報も詳細に得られます。
偏光レンズのおすすめサングラスを紹介します。メンズ・レディース・男女兼用それぞれ使いやすいデザインのサングラスを選びました。お気に入りの偏光サングラスを見つける参考にしてください。
● 誰でもかけやすいシャープなセルデザインの【メンズ】HTW-1014P
● ゆったりしたサイズ感で目元をしっかりカバーする【レディース】MARY-317
● 落ち着いた上品な雰囲気で幅広い年代におすすめの【男女兼用】MDJ-50
おすすめポイント
● ハンティング・ワールドの眼鏡市場オリジナルモデル
● メガネに近い雰囲気で誰でもかけやすいシャープなセルデザイン
● 偏光レンズで普段使いからさまざまなアウトドアシーンに対応
冒険家ロバート・M・リーによってニューヨークで設立されたハンティング・ワールドは「自然との共生」をポリシーとして幅広い世代の支持を集めるライフスタイル・ブランドです。
こちらはハンティング・ワールドの眼鏡市場オリジナルモデルの偏光サングラスです。メガネに近い雰囲気で、誰でもかけやすいシャープなセルデザインになっています。
テンプルには立体感のあるメタルパーツを取り付け、特徴的なデザインがアクセントになっています。全色偏光レンズを搭載し、普段使いはもちろん、さまざまなアウトドアシーンにも対応できる1本です。
サングラスの形 | ウェリントン |
---|---|
紫外線カット率 | 99.0% |
レンズ横幅 | 56mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 16mm |
テンプル | 145mm |
天地幅 | 35mm |
カラー | ネイビーデミ/ブラウンササ/グレーササ |
おすすめポイント
● MARY QUANT眼鏡市場オリジナルモデルで初の極太セルサングラス
● 大きめのサイズ感で目元をしっかりカバー
● ファッションアイテムとしても活躍する1本
コスメからバッグや洋服まで、幅広いラインアップを展開しているMARY QUANT(マリークヮント)から、眼鏡市場オリジナルモデルで初の極太セルサングラスです。
玉形も大きくゆったりとかけられるため、目元をしっかりカバーできます。大きめなサイズが好きな人におすすめです。
テンプル内側には大胆なデイジー柄モチーフがデザインされており、紫外線対策としてもファッションアイテムとしても活躍します。偏光レンズだけでなく調光レンズや度入りレンズも選べます。
※こちらのサングラスをオプションで偏光レンズにすることは可能です。
サングラスの形 | ウェリントン |
---|---|
紫外線カット率 | 99.0% |
レンズ横幅 | 57mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 16mm |
テンプル | 135mm |
天地幅 | 48mm |
カラー | パープル/ライトブラウン/グレー |
おすすめポイント
● スタンダードなメタルフレームのスクエア型
● 大きめのレンズと繊細なコードリムでラグジュアリーな雰囲気に
● 落ち着いたカラーで幅広い年代におすすめ
「サングラスをかけて新しい自分を旅しよう」という、バカンスとデイリーユースの融合がコンセプトのMAD JOURNEY(マッドジャーニー) から、カリフォルニアを旅した気分になれるようなワクワク感を秘めたサングラスです。
定番のメタルフレームのスクエア型で、ビッグサイズのレンズと繊細なコードリムが、シンプルながらラグジュアリーな雰囲気を演出してくれます。
落ち着いたカラーのため派手過ぎず、年代や男女を問わずナチュラルにかけやすいデザインです。こちらも偏光レンズや度付きレンズが選べて、カラーによって可視光線透過率は異なります。
※こちらのサングラスをオプションで偏光レンズにすることは可能です。
サングラスの形 | スクエア |
---|---|
紫外線カット率 | 99.0% |
レンズ横幅 | 59mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 18mm |
テンプル | 145mm |
天地幅 | 49mm |
カラー | ピンクゴールド/ゴールドブラック/ゴールド |
偏光サングラスは、反射光によるまぶしさやギラつきを防いで、視界をはっきりクリアにしてくれます。ただし、液晶画面の見にくさや水と熱に弱いといったデメリットもあるため、デメリットを理解した上で、自分の使用シーンに合ったものを選ぶと良いでしょう。
デメリットさえうまく対策できれば、偏光レンズは疲れにくく見え方をサポートしてくれる心強い味方です。偏光レンズのサングラスを上手に使って、より快適な視界を手に入れましょう。
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店舗での在庫状況について
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