「眼精疲労」とは?正しいメガネの選び方

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近年、身近な機器のデジタル化や情報ツールの発達などの影響もあり、「眼精疲労」という言葉への注目が高まっています。

今回は、眼鏡市場のスタッフに、メガネのある生活における「眼精疲労」に焦点を当て、快適なメガネ選びのポイントや目に負担をかける意外な原因、快適なメガネライフを送るために知っておいていただきたい情報をQ&A形式でご紹介します。

思わぬところに潜む、目が疲れる理由

― 近年注目が高まっている「眼精疲労」ですが、メガネ販売店としては、どういった点を注視していますか?

私たちが研修等に使用する参考書では、眼精疲労の原因は

  1. ①調節性眼精疲労
  2. ②筋性眼精疲労
  3. ③不等像性眼精疲労
  4. ④症候性眼精疲労
  5. ⑤神経性眼精疲労

の5つに分類されます。中でも、視線のピント調節や視点のズレが目に負担をかけていると考えられる①②③は、メガネ販売の観点から改善につながるご提案が可能です。眼鏡市場では、ご来店の際に必ず問診をさせていただき、その際「目の疲れを感じる」とお答えになった方には、検査の段階で原因を探るようにしています。

― 「視線のピント合わせや視点のズレ」というのは、具体的にどういったものでしょうか?

ピント合わせ(調節)と両目の視線を一点に合わせる機能は密接に連動しています。ピントを合わせようとすると両目の視線が目標物に合わず、視線を合わせようとするとピントが合わないといったジレンマによって目に大きな負担がかかります。私たちはピント合わせと視線のズレを測定し、楽に両眼視ができるメガネをご提案できるように努めています。

― そうした目の特性以外に、日常生活の動作が目の疲れや眼精疲労につながることもありますか?

長時間パソコンやスマホの画面を見ているうちに目の筋肉に疲れがたまって、一生懸命に物を見ようとするほど肩こりや首筋の凝りにつながるケースもあります。お客様にも「肩や首筋が凝る」「頭が重い」「目の奥が熱い」と表現される方がいらっしゃるため、問診の段階で実際どのくらいの距離で画面を見ているのかを模擬的に測り、普段の生活から目が疲れる理由を探るようにしています。

― そういったさまざまな要因が考えられるなかで、普段使用しているメガネ自体が目に負担をかけている場合もありますか?

度数やフィッティングがうまくいっていないメガネを長時間使用することで目に負担がかかることは考えられます。レンズには光学中心というものがあり、視線と光学中心がぴったり合っていないと像が歪んでしまいます。その歪みにはある程度すると慣れますが、同時に無理をしている状態でもあるので、目への負担も発生します。さらに身近なケースでは、量販店などで売られている安価な老眼鏡や度なしのファションメガネ・サングラスが目に負担をかけているということも。メガネのレンズは適切な審査が必要ですが、そういった審査を通していない出来合いのメガネを使用していると、レンズの歪みがそのまま目に影響することもあります。

メガネはメンテナンスも大切。チェックすべきポイントとは

― では、快適にメガネを使用するためにチェックするべきポイントとは?

まず、正しくフィッティングがなされている。せっかくレンズを合わせても、フィッティングがうまくなされていなければ、矯正効果や見え方のバランスが崩れてしまいます。また、お手持ちのメガネを定期的にメンテナンスすることをお勧めします。曲がったメガネをそのまま掛けていると、目が疲れてしまいますし、鼻当てを変えたりレンズをクリーニングするだけでも使用感が良くなることもあります。メガネを見直してみることで、身体のお悩みが改善される場合も。他店でご購入されたお手持ちのメガネの型直しやメンテナンスのご相談だけでも大歓迎です。

「目の疲れ」を感じた時のおすすめケア

― 普段目の疲れを感じたときに、どんなケアをされていますか?

目の疲れには涙の量も関係しているため、お風呂で湯船に浸かりながら蒸しタオルで目を温めるようにしています。また、まばたきが浅いと涙液がしっかり交換されないため、意識的にぎゅっと目を閉じることも大切です。パソコンやスマホを使用していると画面を見ることに集中してしまうため、まばたきの回数が平均では1分間に20回程度のところ、1分間で10回未満と極端に少なくなると言われています。

「見えるか見えないか」のその先へ。快適なメガネ選びを

― 最後に、快適なメガネ選びについてのアドバイスをお願いします。

眼鏡市場では、メガネを仕立てるにあたり目のことを調べるのは当たり前のことだと考えていますので、問診と予備検査を含む両眼視検査には、特に力を入れています。その分、どうしても時間が掛かってしまいますが、それも目に負担なく快適にメガネを掛けていただきたいからこそ。お客様の生活に寄り添う眼鏡をご提案することを大切にしています。目に負担を感じていらっしゃる方やこれからメガネを作ろうと考えていらっしゃる方には、ぜひその点を重視してくれるメガネ販売店を選んでいただきたいと思います。

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