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バイクを運転する際、フルフェイスヘルメットを選ぶ人も多いですが、メガネをかけている人にとっては、メガネをしたままヘルメットを着用できるかどうかが気になるポイントです。メガネがヘルメットに収まらず困っている人もいるかもしれません。
この記事では、バイクに乗る際にフルフェイスヘルメットを使用したい人向けに、メガネとヘルメットの相性、選び方、おすすめのメガネを紹介します。フルフェイスヘルメットでも快適に使えるメガネを探している人は、ぜひ参考にしてください。
バイクを運転する際、フルフェイスヘルメットを選ぶ人も多いですが、メガネをかけている人にとっては、メガネをしたままヘルメットを着用できるかどうかが気になるポイントです。メガネがヘルメットに収まらず困っている人もいるかもしれません。
この記事では、バイクに乗る際にフルフェイスヘルメットを使用したい人向けに、メガネとヘルメットの相性、選び方、おすすめのメガネを紹介します。フルフェイスヘルメットでも快適に使えるメガネを探している人は、ぜひ参考にしてください。
そもそも、フルフェイスヘルメットは、メガネをかけたまま着用できるのでしょうか。メガネをかけている人にとって、フルフェイスヘルメットを着用する際は次の2つが問題となることがあります。
● ヘルメットの着脱に一手間かかる
● 走行中にレンズが曇りやすい
1つずつ解説していきます。
フルフェイスヘルメットを着脱する際は、メガネを一度外す必要があります。ヘルメットの顎部分を守るチンガードにメガネが引っかかるためです。また、テンプル部分をこめかみとヘルメットの隙間に差し込む際、頭とヘルメットに圧迫され、強引な着脱をするとレンズへの傷やフレームの歪みが生じる恐れがあります。
一手間かかりますが、フルフェイスヘルメットをかぶる際は、次の5つの手順を踏む必要があります。
1. メガネを外す
2. フルフェイスヘルメットをかぶる
3. シールドを上げる
4. メガネのテンプル部分をこめかみとヘルメットの隙間に差し込む
5. シールドを下げる
この手順でも、強引にメガネをかけようとしてはいけません。両手で左右のテンプルを持って慎重にヘルメットの隙間へ差し込むのがポイントです。
フルフェイスヘルメットは、呼吸や体温で内部の温度が高くなりやすいです。そのため、走行中に外気温との差によって、フルフェイスのシールドだけでなく、メガネのレンズも曇ってしまいます。曇りの原因は気温差にあるため、夏場でも起きるケースはあります。
視界不良のまま走行するのは危険なため、ヘルメットとメガネの両方で対策が必要です。
メガネのかけやすさを保つには、機能性のあるフルフェイスヘルメットを選ぶのがポイントです。ここでは2つのヘルメットを紹介します。
メガネ用のスリットが付いたフルフェイスヘルメットがあります。通常のものよりテンプル部分の差し込みがしやすいのが特徴です。このスリットのおかげで、走行中でもこめかみへの圧迫も軽減してくれます。
スリット付きのフルフェイスヘルメットには、サイズ調整用のスポンジが付属しているものもあります。このスポンジを使えば、メガネの形状に関係なく、ヘルメットと頭の間の隙間を埋めることができます。その結果、メガネがしっかり固定され、運転中のずれを防ぐことができます。
システムヘルメットは外見はフルフェイスヘルメットのようですが、チンガードと顔のシールドが一体化しています。このヘルメットの特徴は、チンガード部分が上に開閉できることで、メガネをかけたままでも着脱がしやすいことです。
ただし可動部分が多いため、通常のフルフェイスヘルメットに比べて価格が高く、重さも増加する傾向にあります。特に長距離の運転をよくする人は、ヘルメットの重さは考慮したいポイントとなるでしょう。
フルフェイスヘルメットに適したメガネの選び方4つを解説します。
フレームの素材は、弾力性のある軽量プラスチックや耐久性のあるメタルがおすすめです。
軽量プラスチックのように弾力性があれば、走行中のヘルメットによる圧迫の痛みを軽減できます。メタル素材は耐久性が高いため、フレームに力がかかってもメガネは壊れにくいでしょう。
ただしメガネの取り外しの際に、力を入れて扱うと歪みが生じることがあるので、両手で優しく扱うようにしましょう。
フルフェイスヘルメットを着用する際に、フレームがスリムなメガネほど、こめかみへの圧迫を軽減できます。リム部分が細いメガネだと、視界も確保しやすくなります。
ただし、視界を広く保つためにフレームのないツーポイントタイプのメガネは避けた方が良いです。フルリムのメガネと比べて耐久性が低いため、フルフェイスヘルメットを着用する際には、注意してメガネを取り外す必要があります。
テンプルの先の形状は、ストレートに近いほどヘルメットの隙間に抜き差ししやすいです。また、テンプルの先のモダンがないものであれば、よりスリムになり、ヘルメットの隙間への差し込みもスムーズになります。
ただし、テンプルがストレートに近い形状だと耳へのひっかかりが弱いため、走行中のずれが不安な人は、メガネのフィッティングを店頭で依頼しましょう。一度フィッティングをしても、日常的なメガネのかけ外しや体型の変化などで顔に合わなくなることがあります。半年から1年周期で最寄りの店舗で調整しましょう。
※一部ブランド品や商品の状態によってはフィッティング・フレーム調整をお断りする場合がございます。現物を確認してからの判断となることをご理解くださいますようお願い申し上げます。詳しくは店舗スタッフまでお問い合わせください。
バイクで走行中は、レンズが曇ってしまっても気軽に拭けません。安全確保のため、あらかじめレンズに特殊なコーティングをして曇り対策をしておくと良いです。
眼鏡市場ではメガネ一式を購入時に、3,300円の追加料金で曇り止めのコーティングをレンズにしてくれます。ノーメンテナンスタイプで、効果の持続期間は約2年です。メガネの日常使いでも、曇り対策に手間をかけず快適に過ごせるでしょう。
フルフェイスヘルメットにおすすめのメガネを、8種類ピックアップしました。自身に似合い、使い勝手の良いものを探す参考にしてください。
● 【i-ATHLETE】IA-481
● 【A NU】AN-25
● 【FREE FiT】FFT-079
● 【nosefree】NOF-211
● 【BEZEL EYES】BZL-2438
● 【HUNTING WORLD-MENS】HTW-021
● 【ZEROGRA】ZEG-S010
● 【SILVER COLLECTION】SLV-525
おすすめポイント
● 顔にフィットする立体的な造形
● 普段使いもできるスポーティーなデザイン
● 高機能な樹脂素材でタフなボディ
i-ATHLETEは、日常でもスポーツでも使えるデザインのメガネを開発しているブランドです。
IA-481ならば、立体的な造形で顔にフィットして、フルフェイスのヘルメットをかぶった状態でも、邪魔になりにくいです。また、ヨロイ部分に空けられた空間がアクセントとなり、普段使いでスポーティーな印象を与えてくれます。
フロントやテンプルの素材には、柔軟性や耐久性に優れた高機能な樹脂「ポリフェニルサルフォン」を採用しています。ヘルメットをかぶってメガネをかける際の、耐久性の不安を解消してくれます。
ブランド | i-ATHLETE |
---|---|
レンズ横幅 | 54mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 16mm |
テンプル | 140mm |
天地幅 | 32mm |
カラー | ワイン/ブラウン/グレーマット/ライトグレー/ネイビーマット |
おすすめポイント
● 細い線と広い天地幅で視界を確保
● くびれのあるヨロイですっきりとした印象
● 長モダンで耳にフィット
A NUは、線の細さや全体の丸みなどにこだわったデザインをしているブランドです。
広い天地幅と細い線が相まって、フルフェイスをかぶって運転をしていても、視界の妨げにはなりにくいでしょう。ヨロイ部分はゆるやかにくびれ、かけている人にすっきりとした印象を与えてくれます。
テンプルの先は長モダンが採用され、耳にフィットしやすいです。ツーリングなどで長距離を走行予定の人は、メガネをかけ続けても負担にならないようAN-25を検討してみてください。
ブランド | A NU |
---|---|
レンズ横幅 | 47mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 20mm |
テンプル | 145mm |
天地幅 | 42mm |
カラー | ガンメタル |
おすすめポイント
● 長時間かけても疲れにくい
● ノーズパッドとモダンにこだわり、ずれにくい
● 細く見えるテンプル
FREE FiTは、軽さやずれにくさ、かけ心地のよさが特徴のブランドです。軽量で弾力性のある樹脂素材を使い、遠方へのツーリングでメガネを外せない状況が続いても、疲れにくいです。また、ノーズパッドやモダン部分の工夫でずれにくく、安全運転を続けられます。
テンプル部分は、側面から細く見えるような構造で、シンプルながらスッキリとした見た目にしてくれます。
ブランド | FREE FiT |
---|---|
レンズ横幅 | 48mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 20mm |
テンプル | 142mm |
天地幅 | 39mm |
カラー | パープル/ブラウン/ローズゴールド/ワイン |
おすすめポイント
● メガネによる鼻への負担を軽減
● 重心のバランスが取れた設計
● ブランドの中では短めのテンプル
nosefreeは、メガネの鼻への重量軽減を得意とするブランドです。モダンの先にオモリが付けられ、通常のメガネより鼻への負担を20%軽減しています。そのため、フルフェイスヘルメットをかぶりロングツーリングをしても、鼻パッドの跡は残りにくいです。
オモリのおかげで、重心のバランスが鼻に偏ることはなく、ずり落ちにくくなっています。また、NOF-211は、ブランドの中ではテンプルが148mmと短めです。フルフェイスヘルメットの隙間に、テンプルをスムーズに差し込めるでしょう。
ブランド | nosefree |
---|---|
レンズ横幅 | 52mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 16mm |
テンプル | 148mm |
天地幅 | 33mm |
カラー | パープル/ブラウン/グリーン |
おすすめポイント
● スタイリッシュなデザイン
● 高級感のあるテンプルの型押し
● フレームカラーによってフロントとテンプルの色合いが違う
BEZEL EYESはスタイリッシュなフレームで、時計とコーディネートしやすいデザインのメガネを扱うブランドです。なかでもBZL-2438は、メタル系と樹脂系を組み合わせたモデルで個性的です。テンプルにはクロコレザーの型押しがあり、高級感が漂います。
また、フレームカラーによっては、正面と側面で色合いがはっきりと分かれています。フルフェイスヘルメット着用時で正面しか見えないときと、脱いで側面も見えるときで印象を変えられるでしょう。
ブランド | BEZEL EYES |
---|---|
レンズ横幅 | 56mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 16mm |
テンプル | 146mm |
天地幅 | 33mm |
カラー | クリアブラウン/ブラックマット/クリアグレー/ホワイトスノー |
おすすめポイント
● オンからオフまで合わせられるデザイン
● 2色のメッキが施されたテンプル
● フロントは錆びにくいチタン製
HUNTING WORLD-MENSは世界的なライフスタイルブランドが手がけたシリーズです。シャープなデザインはカジュアル過ぎず、スーツでも合わせられます。2色のメッキが施されたテンプルはデザイン性に優れ、かけ心地も良いです。
フロントはチタン製で、耐食性に優れています。汗をかきやすいフルフェイスヘルメットでも、メガネが錆びてしまうリスクを減らせます。
ブランド | HUNTING WORLD-MENS |
---|---|
レンズ横幅 | 56mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 15mm |
テンプル | 143mm |
天地幅 | 34mm |
カラー | グレー |
おすすめポイント
● 素顔のような軽量さ
● 極限まで細くされたリム
● 直径1mmのテンプル
ZEROGRAは軽量化に特化したブランドで、シリーズの平均総重量は4.9gです。一般的なものだと10~35gですので、メガネをかけていても、素顔でいるように感じられます。リムはポリアミドの樹脂製ながら極限まで細く、印象はすっきりしています。
テンプル部分は直径1mmの極細でも、弾力性のあるβチタンが使われ、耐久性も確保されています。
ブランド | ZEROGRA |
---|---|
レンズ横幅 | 49mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 18mm |
テンプル | 138mm |
天地幅 | 36mm |
カラー | パープル/デミブラウン/カーキ |
おすすめポイント
● シルバーが際立つメタルフレーム
● ボリュームのあるヨロイ
● 金属アレルギーに考慮されたコーティング
SILVER COLLECTIONは、細部までシルバーを主役としたメガネを出しているブランドです。SLV-525のフレームカラーにはメタリックブラックがありますが、シルバーグレーやシャーリングシルバーにすると、光沢が際立ちます。
ヨロイ部分にボリュームがあるため、フルフェイスヘルメット着用中でも抜けにくくしっかりと保持してくれます。表面処理には、イオンプレーティングという金属アレルギーに考慮されたコーティングがされ、これまで肌の敏感さに不安があった人も候補に入れやすいでしょう。
ブランド | SILVER COLLECTION |
---|---|
レンズ横幅 | 55mm |
間隔(鼻ブリッジ) | 14mm |
テンプル | 142mm |
天地幅 | 31mm |
カラー | メタリックブラック/シルバーグレー/シャーリングシルバー |
最後に、フルフェイスのヘルメットでメガネを着用する際によくある質問を解説します。
フルフェイスヘルメットでバイクを運転する際に、メガネとコンタクトを着用するメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
メガネ | ・目を傷めない ・コストパフォーマンスが良い | ・ヘルメットをかぶりにくい |
コンタクト | ・視界が広い ・ヘルメットをかぶりやすい | ・ずれたときに咄嗟の対応が困難 ・乾燥に弱い |
運転中の安全性確保や長期の利用コストの観点から、フルフェイスのヘルメットを使用するならメガネが良いでしょう。コンタクトのメリットである視界の広さは、細いフレームを選ぶことで、ある程度はメガネでも対応できます。
バイク運転時にサングラスを使用するのはおすすめしません。特にフルフェイスヘルメットを使用していると、トンネルのような暗い場所に入った際に素早くサングラスを外すのが難しいからです。サングラスを使う場合は、可視光透過率が高いレンズを選ぶと、視界が確保しやすくなります。
しかし、サングラスを使わなくても、眩しさや紫外線対策は可能です。ヘルメットのサンバイザーで眩しさを抑え、紫外線カットコーティングが施されたレンズで紫外線から目を守ることができます。たとえば、眼鏡市場の「パーフェクトUVブロック」レンズは400nmの紫外線を99%カットします。さらに、静電気防止機能付きのコーティングは、レンズにほこりや花粉が付きにくくなり、運転中の視界をクリアに保ちます。
フルフェイスヘルメットは安全性が高いのが特徴ですが、メガネをかけている人には着脱の難しさやレンズの曇りが問題になることがあります。
もしメガネを着用したままフルフェイスヘルメットで運転する場合、メガネの素材は柔軟性と耐久性があるもの、また細めのフレームのものを選ぶのがポイントです。テンプルの形状に注意すれば、メガネをヘルメットの隙間にスムーズに差し込むことができます。このように、メガネとフルフェイスヘルメットの特性を理解することが大切です。
メガネを新調する際には、本記事で紹介したフルフェイスヘルメットにおすすめのメガネを参考にしながら、使い勝手がよく自分に合う1本を見つけ出してみてください。
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店舗での在庫状況について
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