跳ね上げ式メガネとは？便利な使い方とメリット・留意点を解説

跳ね上げ式メガネは、レンズ部分を跳ね上げることによってメガネの使用・不使用を切り替えたり、レンズの度数を変更したりできるメガネです。

本記事では、跳ね上げ式メガネの種類や便利な使い方、メリットと留意点、跳ね上げ式メガネがおすすめの人などを詳しく解説します。

また、選び方のポイントやおすすめの跳ね上げ式メガネも紹介するので、お気に入りの跳ね上げ式メガネを見つけて快適な視界を手に入れましょう。

跳ね上げ式メガネの特徴と、使用に向いている人を紹介します。

跳ね上げ式メガネとは、レンズ部分を跳ね上げて使用するメガネのことです。「Flip Up（フリップアップ）」とも呼ばれています。

遠近両用と裸眼、メガネとサングラスといったように、用途や必要に応じて、1本のメガネを2WAYに使用できることが特徴です。

跳ね上げ式メガネには、中央のブリッジ部分やフロントリム上部のヒンジによってレンズを跳ね上げる構造のものや、クリップオンで着脱できる構造のものがあります。

跳ね上げ式メガネは、1本のメガネをかけたまま、2通りの使い方ができ、便利です。たとえば、メガネをかけたまま裸眼に切り替えたい場合や、異なる度数のレンズに切り替えたい場合に役立ちます。

また、遠近両用メガネが使いづらいと感じる人や、手元を見るときだけ老眼鏡を使いたい人、メガネをかけたままサングラスを使いたい人にもおすすめです。

跳ね上げ式メガネには、「単式」と「複式」の2つの種類があります。それぞれの特徴を詳しく解説します。

単式跳ね上げ式メガネは、跳ね上げる部分のみにレンズが入っているタイプです。そのため、メガネを跳ね上げると、裸眼の状態になります。

レンズは跳ね上げる部分の1枚（左右で2枚）で、一般的な跳ね上げ式メガネはこの形が主流です。

複式跳ね上げ式メガネは、メガネフレーム本体に1枚、跳ね上げ部分に1枚の合計2枚（左右で4枚）のレンズを組み合わせたタイプです。2本のメガネのフロントパーツが重なって1本のメガネのようになっています。

メガネのフレーム本体にベースとして付けるレンズを装着し、跳ね上げ部分にはサングラス用や老眼鏡用など、目的やシーンによって追加したい機能や度数のレンズを入れて使用するのが一般的です。

1本のメガネで2WAYの使い方ができる跳ね上げ式メガネですが、メリットもあれば留意点もあります。それぞれを知ったうえで上手に使いましょう。跳ね上げ式メガネのメリットと留意点を紹介します。

跳ね上げ式メガネのメリットは主に次の2点です。

● 幅広い視野をカバーできる
● かけ外しの手間がかからない

それぞれのメリットを詳しく解説します。

本来は2本のメガネが必要なケースも、跳ね上げ式メガネなら1本でカバーできることが最大のメリットです。

たとえば、遠近両用レンズなどは1枚のレンズの中で、遠くを見る部分と近くを見る部分がわかれているため、それぞれ見る範囲が狭くなります。しかし、跳ね上げ式はレンズ全面を「遠くを見るための度数」、もしくは「近くを見るための度数」とするため、見える範囲は遠近両用レンズに比べると広くなります。

跳ね上げ式メガネなら、遠用と近用、サングラスとメガネなど、2本のメガネをかけ替える必要がありません。2本のメガネを持ち運ぶ必要がなく、荷物も減らせます。

もし遠近両用レンズに慣れず、1本のメガネで済ませたい場合や、普通のメガネと老眼鏡の頻繁な交換が大変だと感じるなら、跳ね上げ式メガネが便利です。

複式の跳ね上げ式メガネは、2本のメガネ（左右で4枚のレンズ）が1本になっているような構造です。そのため、一般的なメガネに比べると重さを感じやすいでしょう。

単式跳ね上げ式メガネは、レンズは左右で2枚のみです。リムは2本ですが、重量は一般的なメガネとほぼ変わりません。

跳ね上げ式メガネは、レンズ部分を跳ね上げたり下ろしたりして使用します。そのため、レンズやフレームを触る機会が多く、指紋や手指の油分などの汚れがつきやすい傾向があります。

跳ね上げ式メガネはメガネクリーナーやメガネ拭きでお手入れができますが、頻度は増えがちです。なるべくレンズ表面を触らずに、リムで上げ下げするよう留意すると良いでしょう。

裸眼と他の用途のレンズを使い分けたいときは単式跳ね上げ式、異なる用途のレンズ同士を組み合わせたいときは複式跳ね上げ式メガネがおすすめです。それぞれの場合を詳しく見ていきましょう。

普段は裸眼で過ごし、遠くを見るときだけメガネが必要な場合は、単式跳ね上げ式メガネを選ぶと良いでしょう。

【単式跳ね上げ式メガネがおすすめの人】

● 普段は裸眼で、近くを見るときだけ老眼鏡を使いたい人
● 裸眼とサングラスの2WAYとして使用したい人

普段は裸眼で、手元や近くを見るときだけ老眼鏡を使いたい場合は、跳ね上げ部分に老眼鏡を取り付けると便利です。

裸眼で運転免許の更新をしており、視力矯正の必要がない方は、サングラスと2WAYの使用が可能となります。眩しさを感じたときにレンズを下げれば眩しさを防げます。運転中にトンネルや屋内駐車場などの暗いところに入ったときは、レンズを跳ね上げることで明るい視界を保てます。

また、ゴルフ中にサングラスとして使用しながら、スコアを書くときやスマホを見る際などには跳ね上げて裸眼で見ることもできます。

「普段は本体の度数で見えるけれど、遠くを見るときは見えにくくなる」といった場合、遠近両用として複式跳ね上げ式メガネを選ぶと良いでしょう。

【複式跳ね上げ式メガネがおすすめの人】

● 普段かけているメガネで遠くを見ると見えにくく感じる人
● 遠近両用レンズの視線の使い方に慣れない人
● 2本のメガネの掛け外しが面倒な人

たとえば、フレーム部分には基本となる度数のレンズを入れ、跳ね上げ部分には遠用のレンズを入れると、手元を見るときは1枚で、遠くを見るときは2枚重ねれば快適な視界が得られます。

また、メガネの上にサングラスをかけたいときにも便利です。フレーム部分には度付きレンズ、跳ね上げ部分にはサングラスとなるカラーレンズを入れれば、跳ね上げ部分を下げるだけで視力を保ちながら眩しさも軽減できます。

おすすめの跳ね上げ式メガネを紹介します。どのメガネも時代にとらわれることなく、誰でも似合いやすい定番のモデルです。

おすすめポイント
● 流行にとらわれず誰でも合わせやすい定番人気のデザイン
● 一体板抜き仕様で跳ね上げ部の上げ下ろしを繰り返しても安心の強度
● カジュアルな中にキリッとした印象のあるウェリントン型

無彩色の単一配色である「モノトーン」とメガネの基本の形「ベース」にこだわるブランド「MONOBASE（モノベース）」から、流行にとらわれることなく日本人の顔に似合う形を追求した跳ね上げ式メガネです。

カジュアルな雰囲気の中にキリッとした印象も感じさせるウェリントン型で、ヨロイ部分のスタッズがさりげなくトレンド感を演出しています。

本体内側のメタル部分を溶接なしのフロント一体板抜きにしたことで、強度をアップさせました。

商品詳細を見る

遠近両用メガネがなじみにくいと感じている人や、メガネのかけ外しに手間を感じている人、2本のメガネのかけ替えが大変な場合には、跳ね上げ式メガネを検討してみてはいかがでしょうか。

1本のメガネで2WAYの使い方ができるため、かけ外しやかけ替えの手間をなくして幅広い視界をカバーできます。移動する際の荷物も少なく、どちらかのメガネを置き忘れたということにもなりません。

自分の目的に合った使い方で跳ね上げ式メガネを活用し、1本のメガネで快適な視界と便利な生活を手に入れましょう。