日差しが強くなるにつれて気になる紫外線(UV)。特に5月から9月は紫外線が強い時期とされています。しかし実際は夏だけでなく、季節に関わらず12月以外のすべての日中に、日焼け止めや帽子の着用が推奨されるほどのUVが降り注いでいることが、気象省のデータとして発表されています(※)。
今回はその中でも、目から入るUVの危険性や、その対策として役立つサングラスの機能を解説。ファッションアイテムとしてだけではなく、UVカットをするためのサングラス選びのポイントについてご紹介します。
※出典元:気象省 http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/cie_graph_monthave.html
目からも日焼けする?UVの思わぬ危険性
UV対策というと、肌や頭皮などに日焼け止めを塗ることがはじめに思い浮かぶ方が少なくないのではないしょうか?肌のUV対策は、日焼けや皮膚疾患を防ぐためにもちろん重要ですが、じつは、目に対しても同じように対策をしないと、日焼けと同じ症状を引き起こしてしまうのです。
目から入るUVが肌にも悪影響を与える理由
なぜ、目からUVが入ると日焼けのような症状が起きるのでしょうか。脳は目から入った光によって、見ているものの明るさや色、形などを判断します。光の一種であるUVが目に入ると、同じように脳に伝わりますが、UVは光の中でもエネルギーが強いので、脳が「強い日差しが目に入ってきた」と判断してしまいます。そのため脳は、身体がその日差しに負けないように、肌にメラニン色素を出すように命令を出します。このメラニン色素が、ご存知のとおり肌の色を浅黒くさせる原因です。このような仕組みで、肌に直接UVが当たったときと同じように「目からの日焼け」が起きると言われています。
日焼けだけではない、目にUVが入るリスクとは?
目にUVが入ると日焼け、シミやソバカスの原因になることに加え、思わぬ目のトラブルにつながる可能性も。
UVは目の中で蓄積されるため、ドライアイや充血の慢性化や、白内障を引き起こすリスクもあります。目は、交換できない臓器と言われています。デンタルケアや食生活で歯や内蔵の健康を意識するように、生涯健康でよく見える目を保つために、目のUVケアは非常に大切です。
目を守るためのサングラスの選び方
サングラスは通常のメガネと同じように、ファッションアイテムでもありますが、機能性も兼ね備えていなければその役割を果たしているとは言えません。ここからは、UVを防ぐためのサングラス選びのポイントを紹介します。
UVカット率、UV透過率を確認しよう
肌とは違って日焼け止めを塗ることができない目のUVケアには、サングラスが有効です。ただし、UVカット機能がついているかどうかは必ず確認するようにしましょう。
眼鏡市場のサングラスはすべての商品にUVカット機能がついています。
また、その際に覚えておきたいのが「UVカット率」と「UV透過率」です。UVカット率は、文字通り「どれだけUVをカットするか」を示しています。反対にUV透過率は、「どれだけUVを通すか」を表したものです。
店舗やメーカーによって「UVカット率99%」や「UV透過率1%未満」など、表記の仕方が違うことがあるので、覚えておくと良いでしょう。
※さらに詳しくUVカット機能について知りたい方はこちらのページもご覧ください
パーフェクトUVブロック
レンズの色は濃ければ良いわけではない?
レンズの色によって目への影響が変わります。濃い色のサングラスをかける(視界が暗くなる)と瞳孔が開いてしまうため、目に光が入りやすくなります。そのため、もしUVカット率が低く、色が濃いレンズの場合は、逆にUVの目への侵入度が上がります。
逆に、UVカット率が高ければ、色が薄いレンズでもしっかりと目を守ることができるので、より自然な見え方の色が薄いレンズを選ぶのもおすすめです。
サングラスをファッション目線でも楽しもう
機能性はもちろん、ファッションのアクセントとなる美容アイテムとして活用できることもサングラス選びの大事なポイント。
たとえば、カジュアルな普段使い用には、樹脂素材のセルフレームのサングラスが人気。シンプルなデザインのものなら、ファッションを選ばず合わせやすくなります。
大人っぽさを演出するなら、テンプル(耳にかける部分)に少し飾りがあるものを選ぶとラグジュアリー感がアップします。
かわいらしいイメージにしたいなら、少しクリアがかった軽やかな素材感のセルフレームで、女性らしい明るさをキープ。黒っぽいカラーよりも、ブラウン系、ワイン系カラーの方が明るい印象に見えます。
個性を求めるなら、フレームの目尻が上がったデザインのキャットアイや、人気のクラシックテイストを取り入れたサングラスがおすすめです。また、通常のメガネフレームにサングラスレンズを入れるのも、ひとつの手。デザインの幅がさらに広がります。眼鏡市場では、サングラスを度付にすることも可能です。※一部商品を除きます。
豊富なレンズから自分に合ったカラー選びを
実は、サングラスのレンズにもさまざまなカラーが。なりたい印象に合わせて、レンズカラーを選んでみるのもおすすめです。眼鏡市場では、なんと140色以上のレンズカラーを展開しています。
なかでもブラウンは、肌の色に近いのでなじみやすい色としておすすめ。また、グレーはどんな服の色にも合わせやすく、誰にでも似合う色と言われています。日差しを遮り、まぶしさを軽減する効果があるのも特徴です。
まぶしさを抑えるだけでなく、UVによる目や肌への影響も軽減してくれるサングラス。せっかく掛けるなら、自分らしいデザインのサングラスでしっかりと機能性を発揮してくれるものを選びたいですよね。眼鏡市場では、99%UVカット機能レンズをはじめ、140色以上のカラーレンズ、超薄型の度付レンズで、豊富なフレームラインナップをご用意。2,000通り以上の組み合わせから、あなたに最適なメガネをご提案します。