眼鏡市場×mono

眼鏡市場で遠近両用メガネを作って分かった!
ミドル世代が本当に見やすいメガネ・疲れないメガネ

老眼の症状が気になりだすミドル世代の目。対策として遠近両用メガネを作っても、見え方に慣れず、掛けるのを止めてしまう人は案外多い。そして気づいたときには老眼が進行…というのもよくあるパターンだ。

メガネを使うすべての人の〝見える〟を応援する眼鏡市場では、〝視力矯正に必要なレンズなら追加料金0円〟という明快な方針と、各店舗の〝見え方アドバイザー〟による徹底した視力測定によって、この課題に真正面から取り組んでいる。そこで今回モノ・マガジンが目をつけたのは、ライフスタイルに合わせて選べるハイグレードな多焦点レンズ『ストレスフリーレンズ』だ。

ストレスフリーレンズについて、詳しくはこちら

眼鏡市場で作る多焦点のメガネは、本当にミドル世代の“見えづらさ”によるストレスを解消してくれるのか? 50代に入り、老眼の進行が気になり始めたモノ・マガジン副編集長・加藤に、初の遠近両用メガネ作りにチャレンジしてもらった。その様子をレポートしよう!

右/今回のメガネ作りをサポートしてくれた、眼鏡市場 新宿東口本店の見え方アドバイザー 山田恭平さん。

左/メガネを注文したのは、モノ・マガジン副編集長の加藤文晶。現在53歳。

今回加藤がお邪魔したのは、新宿駅からほど近い眼鏡市場 新宿東口本店。海外からの旅行客も非常に多く、都内でも有数の品揃えとなっている。

今までのメガネでは手元が見えない…。
このストレスから解放されるには?

加藤文晶(以下、加藤):モノ・マガジンの加藤です。今日はよろしくお願いします。

山田恭平さん(以下敬称略、山田):本日担当させていただく山田です。こちらこそ、よろしくお願いいたします。早速ですが加藤様はいま、どんなことにお悩みですか?

加藤:20代の頃から近視用のメガネを掛けてきたのですが、最近になって、メガネを掛けたままだとパソコンや手元の文字がほぼ読めなくなってしまいました。原稿を書くときなどにいちいち外さなければならないのがストレスで。

仕事でパソコンを使い始めてから視力が低下した加藤。普段はラウンド型のメガネを愛用する。

山田:お近くが見えにくくなったということですね。ちなみにお車は運転されますか?

加藤:はい。日常的に車に乗るので、今までは主に遠くがよく見えるメガネを使ってきました。ただ、最近あまりにも近くが見え辛いことに不安になって、試しに近くがよく見えるレンズを作ったことがあるんです。それがまぁ、ちょっと掛けたら気持ち悪さに耐えられなくて(笑)。

山田:それは、遠くの度数を少し下げて、近くを見やすくした単焦点レンズでしょうか?

加藤:そうです。結局は慣れなくて、使わなくなっちゃいました。僕もそろそろ、遠近両用を使い始めるタイミングなのかなと思っていて。

山田:承知いたしました。では、まずはフレームの方から選んでいきましょう。遠近両用をご希望でしたら、なるべくレンズの天地幅が広い玉型をお選びいただくと、使いやすいかと思います。

遠近両用を使用するなら、レンズの天地幅は3cm以上、縦の長さにゆとりがあるフレームが好ましい。今回は山田さんおすすめのクラシカルなサーモント型をチョイス。

加藤:いつもラウンドを掛けているので、サーモント型は初めてです。

山田:とてもよくお似合いですよ。柔らかな印象のブラウンが、加藤様の雰囲気に合っていると思います。ではここからはちょっと場所を移動して、今のお悩みに必要なレンズについて考えていきましょう。

自分の視生活にフィットする見え方を選べる、
4種類の『ストレスフリー』なレンズ

山田:先ほどのお話を聞いていて、今の加藤様にはこちらの『ストレスフリーレンズ』の遠近両用がいいのかなと思いました。眼鏡市場の多焦点レンズは、メガネの用途や普段の生活に合わせて選べる、4タイプのレンズをご用意しているんです。

加藤:それぞれどんな特徴があるのですか?

山田:はい。『ストレスフリーレンズ』には、遠近、中近(遠く重視)、中近(近く重視)、近近という4タイプのレンズがございます。

山田:従来の多焦点は遠近両用が主流でしたが、今は日常的にスマホやパソコンを見る時間が増えていることから、中近両用の需要も増えています。たとえば車は運転しないけれど、買い物等で家の周囲に出かける機会が多い方でしたら、『中近(遠く重視)』が使いやすいかもしれません。また、外出時はコンタクトレンズで、家の中だけでメガネを使用したい方でしたら、手元から1〜2m先のTV画面までが見やすくなる『中近(近く重視)』をお選びいただくのも一案です。

加藤:なるほど。普段どんな生活をしているかで、使いやすいレンズも変わるんですね。

山田:おっしゃる通りです。今は車の運転をするにも、近くのナビを見る機会が多いですよね。ですからミドル世代の方の運転には、遠くの度数だけ上げた単焦点よりも、遠近両用の方が使いやすかったりします。

加藤:僕は手元も見たいですが、取材で外出する機会も多いですし、車にも乗るので、やはり遠近両用の方が使い勝手が良さそうですね。

選べるレンズの種類や用途を、モニターに図を表示してわかりやすく説明してくれる。

山田:それと、多焦点はレンズの上から下へグラデーション状に異なる度数が入っているので、視線の使い方にコツが要ります。ですから最初だけは、使い方に慣れていただく必要がありますね。

加藤:僕は遠近両用を使うのが初めてなので、そこがちょっと不安なんですよね。

山田:大丈夫です。眼鏡市場の『ストレスフリーレンズ』は、「レンズが人にあわせる」設計になっていますから、今まで遠近両用に慣れなかった方も、使いやすいという声をいただいています。

人それぞれの〝見る力〟に寄り添う
丁寧な視力測定

山田:では、早速ですが視力の予備測定に入りましょう。眼鏡市場の視力測定は、独自の社内認定資格試験に合格した〝見え方アドバイザー〟が担当しています。

加藤:よろしくお願いします。

まずは予備測定から。瞳孔間距離の測定や、両目の裸眼視力、メガネを掛けた状態での視力などをチェック。

加藤:視力測定をするときの注意事項はありますか?

山田:そうですね。緊張して力が入ってしまうと数値に影響しやすいので、リラックスしていただくことが大切です。また、普段より疲れている時、目に異常を感じる時も正しい数値が出ない可能性がありますので、気になる方は眼科で診察されてからご来店いただくことをおすすめします。では、次にあちらの機器の前へご移動いただいてもよろしいでしょうか。

予備測定が終わったら別の機器の前に移動。今度は乱視の有無や、左右の見え方のバランスなどを詳しく測定。

山田:こちらの機器に、先ほどの予備測定の結果が送信されています。その結果に基づいて、さらに詳しく視力を見ていきますね。眼鏡市場では20以上の測定項目をご用意しているのですが、その人にどんな測定が必要かは、予備測定などの内容次第で変わってくるんです。

加藤:人によって、必要な測定項目が違うのですか?

山田:はい。たとえば両眼でバランスよく見えていない、左右の視線がズレている可能性などがある場合、より詳しい測定が必要です。

加藤:そこまで細かく調べていただけるのはありがたいですね。僕も老眼の進行具合がとても気になっています。

目線の使い方をリアルに体験しながら
自分にとって最適な見え方をオーダー

山田:では、結果を見ていきましょう。加藤様の場合、極端に視力が落ちているわけではないのですが、“手元を見るための度数”は結構必要とされているようです。

加藤:それはつまり…?

山田:老眼がわりと進行してしまっている状態ですね。

加藤:やはりそうでしたか。

ここからはいよいよ、テストフレームでレンズの度数を選んでいく。

加藤:老眼が進行していると、メガネ作りに何か影響がありますか?

山田:先ほどもご説明したように、遠近はレンズの上から下へグラデーションのように度が入っています。遠くを見る度数と近くを見る度数の開きが大きいと、そのぶん歪みを感じやすくなるのはやはり否めません。

加藤:そうでしたか。老眼のケアはやはり大事ですね。

山田:本当は老眼の初期段階で遠近を使い始めていただいた方が、度数の開きが小さいので慣れやすいといわれています。でも、視線の使い方にさえ慣れれば心配は要りません。今お掛けのメガネの度数と、実際の視力にも少しズレがあるようですので、今回はそこも考慮しながら度数を決めていきましょう。

新聞のラジオ・テレビ欄で手元の見え方をチェック。視線だけを下げてレンズの下の方を使って見るのが、手元を上手に見るコツ。逆に遠くを見るときは視線ではなく首を動かし、常にレンズの真ん中で見るように意識する。

山田:遠近を初めてお使いの方の場合、最初はテストフレームに単焦点のレンズを入れて、遠くの見え方を先に決定していただきます。その度数が決まったところで、次に遠近のレンズを入れる…という順番でやっていきますね。

加藤:はい、わかりました。

山田:新聞の切り抜きやパソコンのモニターなど、見え方を比べていただくためのツールもご用意していますので、普段のご自身の生活を想像しながら体験してみてください。

見え方のクオリティを左右する
アイポイント調整を経てオーダー完了!

加藤:うん。思っていたよりも使いやすそうです。この度数で決めたいと思います。

山田:かしこまりました。では、最後にフィッティングしてアイポイント調整を行います。アイポイントとは、左右それぞれの瞳孔のことで、それぞれの位置を確認します。
耳の位置など高さや、かかり具合を確認して、今回作成するメガネのフィッティングをしてから、アイポイントの調整をしましょう。特に遠近のような多焦点レンズは、レンズの度数の中心と瞳孔の位置をきちんと合わせておかないと、快適な見え方が得られません。メガネが合わないと感じる大きな理由のひとつが、アイポイントがズレていることだったりするんです。

選んだフレームをフィッティングして、アイポイントを決定する。

後日できあがったレンズ(写真下)には、アイポイントの位置がマーキングされていた。この位置を元に、フレームの形に合わせてレンズをカットしていく。

加藤:ちなみに初心者が遠近両用レンズに慣れるまでは、大体どのくらいかかりますか?

山田:掛けている時間の長さにもよりますが、日中長くお掛けの方なら早ければ2〜3日。1日に数時間しか使わないという方でも、長くて1ヶ月くらいだと思います。

加藤:出来上がったメガネが見えにくい場合は、どうしたらいいのでしょうか?

山田:メガネが合わないと感じる場合、6ヶ月以内でしたら無料でレンズ交換を承ります。その際、度数が合わないのか、掛けている位置の問題なのか、先ほど調べたアイポイントの位置なども含めてお調べして、再度ご提案をさせていただきます。

加藤:初めて遠近両用を作る時でも安心ですね。レンズの仕上がりはいつごろになりますか?

山田:遠近両用のオーダーは、ちょうど1週間を頂戴しています。

加藤:わかりました。では、出来上がりを楽しみにしています。今日は丁寧なアドバイスをありがとうございました!

その後、眼鏡市場で作った遠近両用メガネの使い心地は…?

●体験者その1
モノ・マガジン編集部 副編集長
加藤文晶(53歳)

先入観に囚われず、もっと早く使い始めておけば良かった!

今まで使っていた遠くにピントを合わせた単焦点レンズのメガネと違って、メガネを掛けたまま遠くの文字が読めて、かつスマホの文字も読めるのはやっぱり便利。今回作ったメガネを掛けて車の運転も行いましたが、大きな違和感はありませんでした。とはいえ、目線の切り替え方によって視界がボヤけたり歪んだりするので、今後は目線を動かすだけでなく、顔を動かすことを意識して使用していきたいと思います。(加藤)

作ったメガネはこちら。『THE BEDFORD HOTEL』のサーモント型に、『ストレスフリー遠近』を使用した。

●体験者その2
モノ・マガジン編集部 副編集長
関谷和久(58歳)

『中近』で日常生活の質が向上した

今回はもう1名、加藤と同じくモノ・マガジン副編集長の関谷も『ストレスフリーレンズ』のメガネをオーダー。その体験談も少しご紹介したい。
「普段はコンタクト派で、メガネは家の中か、ちょっと外へ買い物に出かけるときだけ使用しています。最近はリモートワークが多くてメガネを掛ける時間も増えているのですが、ずっと以前に作ったメガネをそのまま掛け続けていたこともあって、手元の見えにくさが徐々に気になるようになったんです」(関谷)

「メガネは家にいるときや近所へ出かけるときだけ使うので、『中近(遠く重視)』を選びました。パソコンを毎日使うからブルーライト対策レンズのオプションも追加しています」(関谷)

「家でのリモートワークをする分には、実に快適で多焦点のゆがみやボケはあまり感じません。
中距離が得意な中近なので、外に出ると遠方が少しぼやけますが、許容範囲です。家族には好評で、似合っているとのこと。フレームも軽く掛けやすいので、早く顔になじむように掛け続けたいと思います。」(関谷)

作ったメガネはこちら。TVアニメ『ブルーロック』と眼鏡市場のコラボフレームに、『ストレスフリー中近(遠く重視)』を使用した。

年齢による目の衰えから、ミドル世代のメガネ生活は日常にストレスを感じやすい。でも眼鏡市場の『ストレスフリーレンズ』なら、〝追加料金0円〟で丁寧な視力測定のもと、自分のライフスタイルに適した遠近・中近・近近などの多焦点レンズを気軽にオーダーできる。山田さんのいうように、遠近や中近は導入が早いほど慣れやすいもの。老眼が気になっているなら、まずはお近くの眼鏡市場へ足を運んでみよう。ストレスフリーな視生活は、人生のクオリティを確実に上げてくれる。