「朝起きてから夜眠りにつくまで、何をするにもメガネが欠かせない」というメガネユーザーの皆さんにとって、メガネがずれることは大きなストレスではないでしょうか?
また、意外と知られていないのは、メガネに正しいかけ位置があるということ。正しい位置でメガネをかけないことで「なんだかメガネがしっくりこない…」ということもあります。
メガネがずれていると、かけ心地が良くないだけでなく、メガネの度数はあっているのに見えづらいと感じたり、見た目の印象が悪くなったりと、さまざまな影響が出てしまいます。
そこで今回は、メガネのズレのチェック方法と正しい対処法をご紹介。記事の後半では、これからメガネを選ぶ方に向けてアドバイスもお届けします。
メガネがずれることで、こんなデメリットが!
メガネがずれてしまうことによるデメリットは多々あります。まずは、メガネが見えづらくなることです。視力測定を行い、使用目的に合わせて度数を決定します。その見え方は、目とメガネレンズの距離や、目とレンズの焦点があうことで、視力測定時にあわせた見え方ができます。しかし使用をしているうちに、メガネが変形してしまうことで、ずれてしまうとレンズの焦点が合わず見づらくなり、疲れ目の原因にもなります。またかけ心地も悪くなるため、耳の部分や、鼻の部分が痛くなったり、何度もメガネのズレを直したりと、ストレスにもつながります。ずれたメガネをかけた印象はだらしなくも見えるため、見た目もよくありません。
このようなメガネのズレによって生じるデメリットを防ぐためには、半年に一度など、定期的にメガネのメンテナンスをすることをおすすめします。眼鏡市場では、いつでも無料でメガネの調整修理、フィッティングを行っていますのでお気軽にご利用ください。
お持ちいただきましたフレームの状態によっては、調整できないもの、調整時に破損の恐れがあるものなど、お受けできない場合があります。ご了承ください。
フィッティングのサイン
メガネは毎日使うものですから、気づかないうちにテンプルが広がってしまったり、ネジが緩んでしまうことがあります。ここでは、そろそろ修理やフィッティング調整を行う必要があるサインについてご紹介します。
テンプルの開き方が違う
メガネをかけていて自然にずれる場合や、メガネを外してテンプルを開いた状態で見たときに左右で開き方に差がある場合は、修理や調整を行う必要があります。
鏡を見た時、鼻パッドが片方だけ浮いている
洗面所などの鏡で顔を正面から見た時に、メガネの鼻パッドの部分が片方だけが浮いていたり、メガネが傾いたりしていたら、修理や調整の必要があります。鼻パッドも劣化しますので、交換するようにしましょう。
鼻パッドの交換について詳しくはこちら>
頷いたときに、すぐずれる
頷くたびにメガネがずれたり、パソコンやスマホの画面を見ようとして顔を少し下に向けただけでずれたりするようなら修理や調整の必要があります。
1日に何度もメガネを上げる仕草をしている
まるで癖のように、頻繁にメガネを上げる仕草をしてしまう。それはズレが原因かもしれません。ストレスを感じないためにもメガネの調整をしましょう。
パーツの劣化
顔と接している鼻パッドやモダン(耳かけ部分)といったパーツが劣化することでずれやすくなる場合もあります。素材の表面が摩耗していたり、変色していたり。そのまま使用していると、肌を痛める原因にもなります。メガネ店で修理を依頼しましょう。
メガネの正しい位置「ポイントは黒目」
メガネをかける正しい位置をチェックしましょう。その際にポイントとなるのは「黒目」です。縦幅が横幅よりも狭いタイプのメガネは、黒目がレンズの中心あたりにきていることが適正な位置になります。また、縦幅が広いタイプのメガネは、黒目の位置が中心よりもやや上にくるのがバランスの良い位置になります。もし、黒目の位置がずれているようならフィッティング調整の必要ありです。
こんな使い方はNG! メガネのズレの原因と予防法
日頃、丁寧に扱っているつもりでもフレームが広がってしまったり、傾いたりしてしまうことがあります。ここでは、メガネのズレの原因と予防法をご紹介します。
片手で外すのはNG! メガネのかけ外しは両手で!!
ついつい片手でメガネのかけ外しをしてしまうことが習慣になっていませんか?
テンプルが外側に広がってしまい、メガネ全体が歪んでしまう原因になります。左右それぞれのテンプルを両手で持ってまっすぐかけ外しをするようにしましょう。
ポケットに入れるのはNG! メガネケースに入れる習慣を!!
少しの時間だけ、と思いメガネを外してポケットに入れてしまうと、メガネが歪むだけでなくレンズにキズがつく原因にもなります。かけ外しが多い方は、メガネスタンドを利用するのも便利でおすすめです。
レンズが歪むような持ち方はNG! レンズを拭くときはレンズの上下を持つ!!
レンズを拭くときは、拭きたいレンズ側のフレームの上下をつまむように持つのが正しい持ち方です。フレームのブリッジ部分を持ったり、拭くレンズの反対側のレンズ側を持ったりすると、持っている部分に力が加わり、その部分が歪んでしまう原因になります。また、レンズの汚れが拭き取りにくいと感じるときは、メガネ拭きが汚れている可能性があります。メガネ拭きは洗濯機で洗えます。生地が薄くなってきたり、汚れがとれづらくなってきたと感じたら、新しいメガネ拭きに交換しましょう。
汚れを放置しない! こまめに水洗いを!!
汗や皮脂、整髪料などがフレームの接合部やネジに付着したまま放置しておくと不具合の原因になります。メガネは水洗い(熱いお湯はNG)が可能なので、こまめに洗いましょう。毎日帰宅後に洗うなど、1日1回は洗う習慣をつけるといいでしょう。水洗いをした後は、全体の水滴をしっかり拭き取り、メガネクリーナーでメガネ全体を拭き上げると、よりきれいな状態を保つことができるので、おすすめです。
メガネがずれていたら、メガネ店でフィッティングを!
眼鏡市場ではフィッティングやメガネのお手入れがいつでも無料です。お客さまのフレームの状態を確認して、フレームの変形などを整え、お客さまに合った最適なかけ位置に調整させていただきます。ズレの防止のためにも半年から一年に一度を目安に定期的にフィッティングの状況を見てもらうなど、メガネのメンテナンスを行うことをおすすめします。
眼鏡市場フィッティングについて詳しくはこちら>
自分で調整はNG! 安心できるプロに任せましょう!!
メガネはとても繊細なアイテム。丁寧に扱っていても、かけ外しや開閉のときに加わる力によって少しずつネジが緩んだり、パーツが変形したりする可能性があります。ついついかけたまま寝てしまったり、メガネケースを持参するのを忘れてポケットにしまったりなんてこともあります。このぐらいなら大丈夫と思っていても、毎日使うものですから、メガネがずれやすくなることはあります。
でも、自分でフレームを曲げようとしたり形を整えようとすると、キズが付いたり、折れてしまったりする可能性があります。また、メガネの見え方が変わってしまい目に負担がかかってしまう原因になることも。ズレが気になるときは、自分で直そうとせずにメガネ店に修理を依頼したり、調整してもらうようにしましょう。
これからメガネを選ぶ方へ
ずれにくいフレームのポイント
ズレのストレスなく快適な毎日を送るためには、メガネをつくるときに自分の顔に合ったサイズのフレームを選ぶことも大切です。失敗しないフレーム選びのためにチェックしてほしいポイントを下の画像にまとめました。
ポイント①テンプル(つる)の長さをチェック!
メガネをかけるときに両耳にかかる部分です。テンプルの曲がりの部分が、購入時にお客さまに合った位置で調整をします。テンプルが短いものは、ずれ落ちやすくなりますので、試着時にチェックしてみてください。
ポイント②鼻パッドの形状をチェック!
鼻にフィットしてメガネを支える部分です。鼻パッドは、フレームと一体型になっているものと、金属のパーツが付いているものとがあります。金属のパーツが付いているタイプの方が鼻の形状、高さに合わせることができるため、ずれにくくなります。
鼻パッド一体型のフレームのイメージ
ポイント③モダンと耳のバランスをチェック!
テンプル(つる)の先端の耳にかかる部分です。「先セル」と呼ばれることもあります。耳の付け根の部分から曲げて、耳の後ろに添うように調整をします。
ずれにくいメガネはコレ! おすすめフレーム
続いて、これからメガネを買い替えようとお考えの皆さんへ、ずれにくいおすすめフレームをご紹介します。
眼鏡市場では、お客さま一人ひとりのお顔に合わせたフィッティングを行うのはもちろんのこと、フレームの設計にもこだわりフィット感に優れたモデルを数多く取り揃えています。
1. FREE FiT(フリーフィット)
“驚きのかけ心地”をコンセプトに、快適さを追求した『FREE FiT』。超軽量、超弾力性のある樹脂を使用し、軽さとしなやかさを兼ね備え、老若男女問わず人気のシリーズ。シリコン素材の鼻パッドやゴム(エラストマー)素材を使用したモダンなど、長時間かけていてもずれにくく、疲れにくいこだわった設計になっています。
2. ZEROGRA(ゼログラ)
「ゼログラビティ=無重力」の言葉からネーミングされた『ゼログラ』は、まさに、かけていることを忘れてしまうような軽さで、ストレスを感じさせないメガネシリーズです。メガネの聖地「福井県鯖江市」のメガネ職人の手によって1本1本丁寧に作られたメガネ。眼鏡市場史上1番の軽さを誇るフレームです。
3. nosefree(ノーズフリー)
モダン(耳かけ部分)の先端に「オモリ」を装着することで、鼻への重量負荷をおよそ20%軽減。鼻と耳にかかる重量の黄金比(50:50)を実現し、手に持ったときの重さが、かけたときには消えてしまったような新発想のメガネです。今までのメガネの重心バランスを変え、うつむいたときにもピッタリとしたかけ心地でズレを感じにくい安定感のあるフレームです。
ずれにくいメガネで、気持ちのいい毎日を!
今回は、メガネのズレについて原因から日頃の対処法、おすすめのフレームまで幅広くご紹介しました。眼鏡市場では、いつでも無料でメガネのクリーニング、メガネの修理・フィッティングや調整、緩んだネジやパッドの交換を承っております。もちろんご購入いただいた店舗以外でも対応可能です。メンテナンスだけでも、お気軽にご相談ください。
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※ネジ・鼻パッドの交換の際、使用する素材、形状によって有料になる場合がございます。
※フレームの状態(素材、使用状況など)によっては、調整をお受けできない場合がございます。予めご了承ください。