いま、『子どもの目』をとりまく環境は大きく変化しつつあります。学校ではタブレット学習やプログラミング教育が導入されはじめ、子どもがデジタル端末を使用するシーンが増えています。また、新しい生活スタイルによっておうちで過ごす時間が多くなり「子どもがテレビゲームやスマホに触れる時間が長くなった」というご家庭も増えています。
新しい学習スタイル・暮らし方によって、子どもが近い距離を見ることやブルーライトを浴びることが増えつつあります。こうした状況に対応して、これまで以上に子どもの目の健康を気にかけてあげることが重要になってきていると言えます。
子どもの視力低下、気をつけたい『眼軸近視』
子どもたちの視力低下はデータで明らかになっています。国の報告によると「視力1.0未満の子どもたちの割合」が増え続けており、2019年では小学生の約35%が視力1.0未満であることがわかっています。
(文部科学省 学校保健統計調査より)
視力低下のなかでも、とくに気をつけたいのが『眼軸近視』です。眼軸近視とは、眼球の長さ=眼軸がのびてしまうことで起きる近視のことです。ふだん、目はレンズの働きをする水晶体がふくらんだり縮んだりすることで、網膜に焦点があうように調節しています。
しかし、近い距離を見る機会が増えることで、水晶体での調節がしづらくなり、近い距離でものを見たときに網膜で焦点があわず、網膜よりも奥の位置で焦点があうような状態が生まれます。すると、人の身体は眼球の長さを変えて、焦点をあわせようとします。そうしたことによって、眼球が伸びてしまい、ラグビーボールのような形になっていきます。
眼球が伸びてしまうと、今までしっかりと見えていた遠くの距離のものもぼやけてみえるようになります。これが、眼軸近視が起きるしくみと言われています。
※眼軸近視は、軸性近視と呼ばれることもあります。
『眼軸近視』にならないために
眼軸は一度のびてしまうと元に戻ることはありません。ですので、眼軸近視にならないように未然に予防することがとても大切です。
近視が進行する大きな原因のひとつとされているのが、近業(きんぎょう)と呼ばれる30センチ以内の近い距離のものを見る作業です。アメリカ眼科学会は「20分間継続して近くを見たあとは、20フィート(およそ6メートル)以上離れたものを20秒ながめる」という『20-20-20』ルールを推奨しています。こちらを目安に、近業を長時間続けないように意識してみてください。
また、小さなお子さまや初めてメガネをつくるお子様は、処方箋をもって眼鏡店でサイズのあったメガネを作り、フィッティングをしてもらうことも大切です。
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【眼科医監修】子どもの目と健康について
お気に入りのメガネで、楽しく目の健康づくりを
子どものメガネを選ぶときは、正しい度数でつくることはもちろん、子供たちの学校生活やお家での眼鏡を使用する場面、利用状況などにあったレンズとフレームを選んであげることが重要です。かけ心地もよく、お子さま自身が気に入ったメガネなら、楽しんで目の健康づくりにも取り組めるはずです。メガネが好きになって毎日かけたくなる、そんな1本に出会えることがいいですね。ここからは眼鏡市場の子ども向けおすすめアイテムをご紹介しています。
メガネの扱いに不慣れなお子さまにも安心のメガネ
両手でかけ外しするクセがなかったり、レンズの向きを気にせず机に置いてしまったり。わが子が初めてメガネをかけるとき、不安を感じる保護者も少なくありません。子どもはメガネの取り扱いに不慣れなうえ、どうしても雑に扱ってしまいがちになります。
毎日使うものだからこそ、こうした子どもならではのメガネの取り扱い方を考慮したレンズとフレームを選んであげることが大切です。
おすすめのレンズは、抜群の耐久性でキズがつきにくい「キズ対策レンズ」。レンズが直接机に触れるように置いてしまっても、汚れを無造作に手や洋服でふいたりしてしまったとしても、汚れやキズが付きにくく、クリアな視界を長期間継続できます。
フレームは軽くて壊れにくい軽量柔軟樹脂フレームがおすすめ。機能性やかけ心地など、細部にまでこだわりを詰め込んだ Glass Mate(グラスメイト)なら、いつも快適にお使いいただけます。シャープなスクエアデザインは、メガネをかけている姿をかっこよく見せたいお子さまにぴったりです。
サッカーなどスポーツが大好きな子ども向けのメガネ
元気に遊んだりスポーツをするのが大好きなお子さまには、安全性を考えたレンズ・フレーム選びをしましょう。
レンズは、紫外線から目を守るUVカット機能があると良いでしょう。紫外線は季節や屋内外を問わず、目に直接入ることでシミや日焼けの原因になります。眼鏡市場のレンズはプラス料金なしで紫外線を99.9%カットする、マルチコートを標準装備しています。
フレームは、Glass Mate(グラスメイト)のスポーティータイプがおすすめ。万が一、壊れてしまっても交換可能な鼻パッド付きモデルなら、元気に遊ぶお子さまにも安心です。ズレにくいスポーツ性能と普段使いできるデザインでたくさんのお子さまに選ばれています。
また、競技中のメガネのズレや接触によるメガネ破損・けがを可能な限りなくしたいお子さまには、フレームの内側にクッション性を高めたフェイスパッドを採用したスポーツゴーグルもご用意しています。
プログラミングやYouTube…スクリーンを見る時間が長い子ども向けのメガネ
デジタル機器の利用時間が長いと、ブルーライトからの刺激にも注意が必要です。そこで、まずは目を守る「ブルーライト対策レンズ」を検討しましょう。
フレームは、Glass Mate(グラスメイト)のボストンタイプがおすすめ。おしゃれも、勉強も楽しみたいというお子さまにぴったりのデザインになっています。切りかえしの効いたカラーや、耳かけ部分のストライプ模様もかわいいポイントです。
スイミングが大好きなお子さま向けのメガネ
スイミングスクールなどで、安全のために水中でも度付きのゴーグルをかけさせたいというときは、眼鏡市場で「水泳用メガネ」とご相談ください。水泳用メガネは視界を見えやすくすることはもちろん、結膜炎のリスクや消毒用塩素からお子さまの目を守るという点でもおすすめのアイテムです。
水泳用メガネのレンズは、屈折率の違いから実際の大きさよりも大きく、さらに近く見えるため普段使っているメガネをベースにして少し弱めの度数でレンズをつくります(近視の場合)。専用のフレームでお仕立てし、1週間程でお渡しいたします。
おしゃれなメガネを選びたいお子さま向け
最近では、大人に憧れてシンプルでオシャレなフレームを選びたいというお子さんが多くなってきています。顔や骨格の大きさに合った形状であれば、デザイン重視で大人用のフレームを選ぶのもOKですが、眼鏡市場にはトレンドを押さえたこだわりの子ども用フレームもご用意しています。
おすすめは、Glass Mate(グラスメイト)のウェリントンタイプ。流行を取り入れたデザインでありながら軽くてかけ心地のいい軽量設計なので、いつでも快適に使うことができます。やや大きめのシェイプになっているので、成長しても長く使い続けられるのもうれしいポイントです。
眼鏡市場のアフターケアは中学3年生まで対象!
「なるべく壊れにくいメガネを」と選んでも、活発なお子さまの場合、気づかないうちにフレームが歪んでしまったり、レンズにキズついたりします。歪んだままではかけ心地が悪く、傷だらけのレンズでは十分に見えやすい視界を確保できず、知らぬ間に目が疲れていることも。
そこで、いつも快適にメガネを使うためにも、保証やサービスは事前にしっかりチェックを。
眼鏡市場では、「見え方保証」「品質保証」「破損保証」の3つの安心保証をご用意しています。
3つの安心保証の詳細はこちら
また、各自治体が発行する「子育て支援パスポート事業」をご提示頂いた方への特典サービスもご用意しております。
眼鏡市場の子育て支援についてはこちら
半年に1度はお店で視力チェックを
子どもの視力は大人よりも変化しやすいため、半年に1度は視力チェックを行いましょう。加えて、進級や新たな習い事など、生活習慣がかわることにより見る距離も変わりますので、ライフスタイルに合わせてレンズやフレームを再検討するのも良いでしょう。かけ具合のチェックは3か月に1度をお勧めします。
購入後かけているうちに起きてしまった不具合や、成長・生活の変化に合わせた困りごとは気軽にスタッフにお伝えください。専門的な知識を持ったスタッフと一緒に、お子さまのお顔と生活にぴったりとあうメガネを考えていきましょう。